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赤倉温泉 旅館・三之亟
  鳴子温泉にほど近いこの温泉は間近に山形・宮城県境と接する山形県の小さな温泉です。大変歴史の古い温泉で当研究所の”千年温泉”にも掲載の温泉ですが、実は結構地味というか温泉ファン以外には知られていません。なぜあまりメディアにも取り上げられないのか不思議です。
  この温泉は上述の通りあまり大きくないので、温泉街にそれほど多くの旅館があるわけではありませんが、その多くない中の2軒の旅館に足下自噴泉浴槽があります。
  そのうちの1軒、三之亟は当研究所日帰りで立ち寄ったのみなのですが、大変手厚いおもてなしを受け、今でも思い出に残っています。
  湯は”大浴場(混浴)”・”露天風呂(混浴)”・”貸し切り家族湯(ひょうたん風呂)”の3つがありますが、混浴といってもきっちり男女の時間制になっていて、女性も安心してはいれます。この内、大浴場には自然の川原をそのまま利用して小屋がけをしたような岩盤むき出しの浴槽が3つアリ、その内の1つ、”中湯”という浴槽が足下自噴泉です。
  一見すると”深湯”という浴槽の方がそう見えますが、こちらは川の岩盤がより剥き出しになっているのみで、あちこち削れていますが、湯は出ていないようでした。
  ちなみに、この旅館は貸し切りの家族湯も小さなお風呂で実に落ち着き、また、日帰り時間帯で昼食をとるのも楽しかったです。


  3月に訪問しました。道は走りやすかったですが、まだ気温は低く、雪も沢山残っていました。
  看板
  館内図。
  フロント周り。ここで、日帰りの方は休めるのですが、いろりも良いですが、奥の方に”こたつ”が見えますでしょうか。昼食(冬季のみ)はここでとることも可能で、このこたつが最高に暖かく、また落ち着きました。
  大浴場案内図。
  大浴場の内、下段にある2つの湯船。
  こちらは上の画像の階段を上った場所にある打たせ付きの浴槽。湯の跳ねが多く、今ひとつ落ち着かない。
  一番奥にある、足下自噴泉浴槽。
  手前の”深湯”浴槽の河床そのままがよくわかる”だんだら模様”。
  露天。景観が今ひとつでした。
  露天逆アングル。
 貸し切り湯。落ち着き加減が最高。





     おまけ
  こちらが昼食です。一人でこたつで食べました。”おおざる”800円です。宿の方の話だと、冬の間のそれも手が空いてる時だけのサービスと言うことで、遭遇できるのはそれだけでラッキーみたいでした。値段込みの小鉢の”漬け物”も”味こん(にゃく)”も最高の味でおそばに合計4品もつくなんておそば屋さんでも最高レベルです。

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