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湯田川温泉
  湯田川温泉は湯野浜温泉の10q南方に位置するシブイ感じの温泉です。数軒の宿泊施設にあまりはっきりとしない温泉街、特に目立ったお店もない場所なのですが、共同湯は充実しており、関東で言うところの大湯系の立派な施設とジモであってもおかしくない裏路地系の共同湯が1軒ずつあります。入浴はそれぞれ指定された商店に入浴料を納めに行く形で行います。下の画像を参照下さい。


正面湯
  古さと新しくても良いものとの魅力が同居する湯田川正面湯です。この正面湯という呼称はこことすぐ北に位置する湯野浜温泉に共通して用いられており、逆に他の温泉地ではほとんど目にしたことがありません。おもしろい温泉文化です。   しかし立派な建物です。扉の硝子の感じは老舗旅館風ですし、正面の筆文字が入った看板は書画としての価値もありそうです。
  朝8時15分。この温泉は無料のPがかなり巨大でここで1晩寝ました。ただし残念ながらトイレはありません。
  こちら入浴料の払方。
  朝の清掃にはご用心。
  最近立て直された印象ですが、湯舟の規模といい、共同湯らしさを残した湯舟の雰囲気といい、良く出来ています。   カランのみのシンプルな浴室。共同湯はこうでないと。
  湯は癖のない物です。   朝風呂には最高です。


田の湯
  激裏路地系の田の湯です。   場所は正面湯で聞いてください。正面湯から徒歩で3〜4分です。
  細い路地を曲がってくると更にこのようなほとんどスペースがない場所に扉があります。この温泉は常時施錠され、湯小屋に直に行っても何も出来ません。指定された商店に行き、金を払うことによって鍵を開けてもらえます。逸事も担ってもおかしくなさそうでした。
  入ってすぐにこの脱衣所の狭さ。
  浴槽は若干気を使って広くしてありますが、元々敷地が狭いのでその分は洗い場にしわ寄せが行ってます。
  狭いです。右側。   ここはしかし、良いです。山形はどこに行ってもこういう満足出来る共同湯があります。
  上:脱衣所より撮影。ほとんどスペースがありません。   私の背後の洗い場なんぞは洗い場とも言えません。
  反対側。一応カランはありますが・・・・。   ここは大人2人になったらすでに気まずいです。

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