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城南天然温泉
  富山県富山市。言わずとしれた県庁所在地であり、富山県最大の都市でもある。お隣の石川県金沢市もそうなのであるが、北陸の都市には意外なほど多くの温泉・鉱泉が涌き、銭湯や公衆浴場で気軽に温泉に浸かることができるのである。
  城南天然温泉は前述の今泉天然温泉のやや北にあり、今泉温泉とはおおよそ1qの隔たり、JR富山駅からは真南へ3q進んだ“太郎丸”の信号の角にある。もちろん国道41号線に面しており、交通の便としてはかなり良い場所である。この城南天然温泉の湯はお隣の「デイケアセンター」および、同じ敷地内にある温泉病院でも使用していると思われ、相当な湯量があるのであろう。ところで、デイケアセンターを“お隣”と書いたが、正確には同じ建物内に入っている。いや、公衆浴場とデイケアセンターがマンション内にそのまま入ってしまっているというのが一番正確な書き方だ。なので当初「城南天然温泉」という看板を頼りに駐車場に入ってきても入浴施設がどこにあるのかぴんとこないかもしれない。温泉はマンションの一階部分(男湯)と二階部分(女湯)をそのまま使用しているのだ。
  さてそんなユニークな施設の城南天然温泉の湯はというと、これまた立地のユニークさに負けない個性泉である。まず、浴室に入って目を引くのは湯の美しい色。ジャスミン茶といったらよいのだろうか、かすかにオレンジがかって大変美しい湯がこれまた美しい波模様を描いて静かにしかしたっぷりとオーバーフローしている。触感はつるつるするもので、温泉成分のせいか、床がつるつる滑って怖いほどである。男湯にはこのほかに広い浴室の反対側にちょこんとジャグジーもあり、こちらはどちらかというと光沢のない暗い黒湯、コーラ色といったらよいのだろうかそんな感じであった。事前の予習で楽しみにしていた他の方のHPに見られる“樽風呂(水風呂だったかもしれないが)”は2008年8月現在では撤去されていた。
  ここも今泉と並び、湯量が充分でオーバーフローが美しい。また大変あったまりの湯で、浴室に入ったとたんに汗が噴き出し、いつまでも汗が引かなかった。夏よりも涼しい時期に行った方がよいかもしれない。
利用時間=10:00〜22:30  利用料金=530円  076−491−3001




2008年8月訪問しました。
  この画像は駐車場から、1.マンションと   2.病院を撮影したものです。Pは台数に余裕があるようです。
  マンションの入り口部分に公衆浴場の入口もあります。   男女の別を間違えないように。
  男湯の入り口。いきなり自動ドアがあります。   豊富な湯。自噴で620g。
  美しい色の湯。   ここもカエルがありました。
  湯は薄く流れ落ちてアメ細工の様に注ぎます。   カエル。
  浴槽全体。かなり大きめで、それでも湯は常にあふれ、洗い場を洗っていました。   脱衣所より。
  湯尻。   洗い場も奇妙な広さがあり、中央に六角形のカランが。
  こんな感じになっていました。   ジャグジー方向。


  ようやっと内部のミストサウナ状態が解消されてきました。   このクリアな画がほしかったのです。
  ジャグジー。   D氏。

  普段ほとんどジャグジーにははいらないのですが・・・   この温泉はそんなに激しくなく、落ち着きました。



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