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金太郎温泉・カルナの館
  富山県魚津市。お隣の黒部市と並んで立山からの恵みである水と魚がうまい町である。この日本海沿いの町に「山奥」と錯覚しそうなほど硫黄の香りがぷんぷんする白濁泉・いわゆる“濁り湯”が涌いている。その香りは誇張なしで、蔵王温泉や鳴子温泉・なりや温泉などの体に染みつくほどの硫黄の香りと遜色ないものである。そう、この温泉は青森県の「なりや温泉」に似ている。硫黄の香りがものすごく強く、そして塩辛いのだ。源泉には「含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉」と表記があったが、どうもこのカルナの館は最近できたものらしく、聞けば源泉もつい最近突き直したものなのだそうだ。泉温は73度とあった気がする。これだけでも富山県でも屈指の温泉であることがわかる。
  施設はさすが700円温泉だけあり、内湯も天井が高く開放感があり、広々していて、棟内には他に「寝湯」「寝湯ジャグジー」「歩行浴槽」「打たせ」「半身浴しながらの飲泉場」などがあった。露天風呂も浴槽が2つ。1つは源泉投入方法が足下投入でこちらは空気との酸化が少ないのか、白濁が淡く優しい感じであった。一方、もう1つは、源泉投入が岩風呂風の滝形式であるので、よく酸化するのかより白濁が濃く、私の最も好きな「乳青色」とでもいうべき、青い色に輝いていた。この露天1つでも、まさか北陸にこのような温泉あるなど、当初の予想が全くなかっただけに今回一押しと言っても良い温泉であった。
利用時間=8:30〜23:00・利用料金=700円(60分以内)・076−524−1221


青い青い輝き、ここに浸かるだけで来た甲斐がある・・・というものでしょう。

2008年8月訪門しました。
  日帰り温泉部の入り口に立つ。   こちら旅館部。かなり敷居が高そうでした。
  カルナの館の受付。   休憩スペース。
  そして脱衣所。この広さに驚きです。都内の巨大サウナの様だ。   脱衣所にあった掲示。
  内湯。石がふんだんに使用されており、露天にもあります。四国から取り寄せたそうです。   左、一瞬の無人状態につっこみましたが、何せ広すぎるが故、到着したときにはおとうさんが・・・(笑)。
  内湯湯口付近。室内も硫黄がぷんぷんしています。   大浴場隣の寝湯。
  その正面の半身浴浴槽。   飲泉しながらどうのこうの・・・と湯治の説明がありました。
  しかし、そういったことよりも特筆すべき事それは・・・・。   理由はわかりませんが、ここだけうぐいす色・・・というべき、緑色だったのです。美しい。
  歩行浴浴槽。   深さはかなりあり、主任研究員Aは立っています。歩行浴槽の外に露天が見えており、実はAの後ろには心霊写真のようにD氏が・・・・。(笑)。


  露天風呂は大浴槽と中浴槽の2つ。こちらは大浴槽。   大浴槽は源泉を下から注いでいるので、あまり酸化せず半透明でした。
  名前の元となった金太郎さんが見守ります。温泉には「金太郎さんのように全身に力が溢れ、元気一杯に、健康になるように」という願いがこめられているとか。   この像、実は結構巨大です。
  中浴槽から大浴槽方向。   大浴槽。所々ジャグジー状態。
  地元のお父さんと話が弾み、記念撮影してくれました。   湯があちこち盛り上がっています。
  中浴槽。青い色が濃く、美しさここに極まれり・・・の感です。   う〜む良い。
  朝一の風呂でした。   2人そろってご満悦。
  中浴槽の源泉付近。   湯の流れ出し付近。
  ここは源泉が浴槽の湯と当たるので、風に乗って最も硫黄が鼻をくすぐる場所でした。   美しい。
  源泉。真っ白です。   四国から持ってきたという石。露天にもふんだんに。
  源泉アップ。   中浴槽の水面。
  D氏は何をしているのでしょう?   もういいですか?


  ここは本当に気に入りました。   湯が美しく、思い出に残ると思いました。



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