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浜村温泉

 浜村温泉はJR浜村駅の周辺に広がる大温泉街です。浜村温泉は大まかに駅南部の古い歴史を誇る「勝見温泉(かちみおんせん)」と後から新しく誕生した駅北部に広がる「浜村温泉」とからなります。名称的には本来歴史が古い温泉であるはずの勝見温泉を名乗っても良さそうなものですが、実は残念ながら現代に至るまでに相当な湯量減少があり、現在ではここには商業施設(日帰り湯や旅館)は一軒もなくなってしまいましたので、浜村温泉という呼び名に統合されていったと聞きました。浜村温泉には昔から数軒の当研究所ストライクゾーンど真ん中の共同湯があり、楽しい外湯巡りができていたと聞きます。しかしこれまた時代の流れからか、少なくとも4軒はあったと言われる共同湯は一軒は廃止、2軒は相次いで組合員専用化され、現在では残る一軒がわずかに1日数時間の営業を続けるのみとなってしまいました。しかし、その残された最後の一般外来可能な共同湯は大変すばらしいもので、それだけ救いとなっています。

これは楽しいタンクです。思わず写してしまいました。確かにいい湯があります。
  ※この画像は2003年当時のものです。実はタンクそのものはまだ残っているのですが、この前に視界を完全に遮るような形で建造物ができてしまい、今(2007)ではもうこのようなアングルでは撮影できないようになってしまったそうです。
    



浜村温泉共同浴場    共同湯の王道を行く風格のある温泉。営業時間が短く、訪問のタイミングが難しいです。
   16時から21時。200円。平成20年のデータです。
新泉の湯   文献を見ていきましたが、すでに組合員専用浴場となっていました。温泉にこの手の話は付き物とはいえ、東京からわざわざ行った身としては、入れてほしかったです。
  
平成20年現在一般入浴不可
姫石温泉   内緒の温泉。町歩きで見つけました。2003年当時は100円で誰でも入れましたが、2006年頃組合員専用化され、現在も外来不能です。
   (平成20年現在一般入浴不可
駅前足湯   JRの駅前にはちょっと実用には恥ずかしいオープンさの足湯がありました。もう少し目立たないところにあればと思うのですが、どうでしょうか。


駅前足湯
  JR駅前にある足湯です。ロータリー真ん前にあり、交通量が多かったらきっと落ち着かなかったことでしょう。   しかし、かなりのんびりした駅なのでじっくりと腰を据えて楽しめます。


浜村温泉共同浴場
線路づたいに米子方面に向かえば・・・。 極上の共同湯があります。
裏に回ってこちらが入り口。 成分表。
これは2003年の営業時間です。 浴舎の横は草地です。
  脱衣所。透明アクリル板がはめ込まれている扉は珍しいかも? 湯船。激熱なことが多いです。
  湯の花が多いのか直接湯ノ花キャッチャーが付いていました。 主任研究員Aです。


新泉の湯
温泉街某所にある共同湯。   私的にはすっかり入浴できる気でいました。
  ところが・・・私が訪問したのは平成13年。上の画像のように2年前にジモ化したようです。 見学のみ。とほほ。


姫石温泉 勝見共同浴場
  某所・・・と言いたいですが、今や普通にネットのマップに載っています。駅の真ん前で、上の画像中央にはホームが写っています。   ここは最も風情のある共同湯だったのですが・・・。平成13年当時は施錠されておらず、中にはいると料金箱に100円のお賽銭式でした。
名前の由来は下を見てください。   左右の画像の名前を合わせたものが浴場名です。
  姫石温泉とはこの浴場名であり、勝見温泉とは一帯の温泉地名であった・・・というわけです。   中は余裕のスペース。脱衣所分離式でした。
  湯はどこから来ているのか不明です。勝ち見温泉は枯渇したという話も聞いたことがあります。 いいなあ。




  浜村温泉共同湯です。場所は、駅から線路沿いに鳥取方面に歩いてください。数分ですぐこれが目に入ります。

  いかにもと言った風情ですが、なんとこれが裏口です。入り口というか番台さんはこの裏側にいます。
  改めて語る必要のない画像です。見たままの湯と心地よさがあります。分析表には「含塩化土類茫硝泉」とありましたが、あまり特徴を感じない湯でした。しかしこのようなところでは泉質など二の次なのが当研究所です。
  このような物にすぐ反応してしまうのも当研究所の悪い癖です。きちんと板が渡してあり、それがぬれたばかりであることを考えるとどなたか汲み湯している物と思われます。湯が豊富でうらやましいです。
  噂の駅前足湯です。かなり熱めでした。夏だからでしょうか。



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