温泉文化研究所(HOME) 》 鳥取県県別リスト 》 吉岡温泉 》 上湯・下湯 |
吉岡温泉 |
吉岡温泉は鳥取市内の住所になりますが、駅周辺の元湯や宝湯といった市街地の公衆浴場とは異なり、郊外型のきちんと温泉街を形成した温泉地です。湯は西暦961年に確認されていたと言うことで、立派な千年温泉でもあります。温泉街はいかにも昔の街道筋といった細い道の両側に連なり、その中に2軒の共同湯や、足湯、飲泉場、また、お殿様も利用したという湯船を持つ旅館などがあります。あまりお店などはありませんが散策しながらはしご湯し、楽しい湯巡りができる温泉です。
|
吉岡温泉 温泉館(上湯) |
上湯は吉岡温泉の中心にあり、美しい湯船を持つ公衆浴場です。総じて吉岡の湯は熱めに注がれており、当研究所、温泉館は真夏に訪問したため、一軒でダウンし、下湯はその後4年を経てやっと再訪できました。 |
下の湯 | 下湯はやや海側によったところにあるより鄙び系の共同湯で、当研究所の対象としてはこちらを調査すべきだったのですが、折からの暑さに加え、先にお相伴に預かった上ノ湯があまりにも体にくる熱さだったため、情けなくも未湯にしてしまいました。(2003年) 次の訪問は暑くない時期と定め、2007年3月に再訪しました。やはりこぢんまりとしていて、当研究所好みでありました。 |
足湯(芦の湯、やすらぎ湯) | このくらいの規模の温泉地で足湯が2カ所あるのは湯が豊富な証拠かと思います。 |
モニュメント | 飲泉場が2カ所、温泉を用いたよくわからないモニュメントもありました。 |
足湯・飲泉場など。 | |
温泉館からは離れた入口側にある飲泉場。 | この看板にはおよそ1000年前に発見されたとつづってあります。 |
足湯は2カ所ありました。どちらも2度とも人がいました。 | 珍しいことと思います。 |
温泉館 | |
温泉街のほぼ中央に上湯=温泉館があります。 | 勝手な解釈ですが、この名前を拝見すると上湯が観光客用、下湯が地元民用とすみ分けをしようとしたのかな?と類推します。 |
ただ、こちらも十分別府の共同湯レベルの鄙び加減なのですが。 | この番台さんの辺りも別府感があります。 |
休憩料は「3時間300円で延長すると1時間につき100円」とありますが、この値段なら最初から1時間100円で良くないでしょうか。 | 脱衣所分離式です。 |
この温泉は湯は透明なのですが、底に貼られた青タイルが実に鮮やかです。 | まさに当研究所カラー。 |
美しい。 | 外周を直線にしなかったのは何の意匠なのでしょうか。 |
石のカーブは結構値段が高そうです。 | あ・つ・い・〜〜〜。 |
下湯 | |
こちら2003年8月の画像。晴れた日でむせかえるように熱く、どうしてもはしごする体力がありませんでした。 | で、そのまま4年間のロスト。 |
丁度営業時間内に通過しましたので再訪です。 | 下湯は看板がないと外観からは温泉とはわからない“ジモ”のような浴場です。 |
これこれこれですよ。まさに別府感覚。 | 洗い場といい、シャワー2基といい、共同湯の王道を行く規模です。 |
以下は2003年次のレポです。
上ノ湯です。200円。激熱です。 | |
上の湯湯船です。タイルの色が実に美しい。 | |
下湯です。少し休んで回復した後、やはり後悔しました。でも、無理に入っても楽しくないのです。 | |
飲泉場の一つです。後ろの立て看板には吉岡温泉は1000年前の発見とありました。 |
足湯です。使いやすいタイプで、日影を作り木も腰掛けやすかったです。 | |
モニュメントです。何の意味があるのかよくわからなかったですが、湯を使っていました。 | |
歴史の証人。とある旅館の説明板です。訪れてのお楽しみ。 |
温文研ホームへ |