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東郷温泉

  東郷温泉は鳥取県の“シャレた”観光地「羽合温泉(日本のハワイと呼ばれています)」のそばにある小規模な温泉地で宿泊施設が数軒しかない地味な温泉地です。いやそう見えていただけだったのですが、ここには共同湯ファン垂涎の共同湯「寿湯」がありました。鳥取県では当研究所一押しの共同湯です。(2003.08.17のレポートです。)

寿湯
  ここ“寿湯”の入り口はJRの線路に面した裏口と駅前通からやはり路地を入っていく道と2通りありますが、この画像の裏口の方が駅からは近く行きやすいと思います。どう考えてもこのお宅の駐車場に勝手に入っていくようにしか見えませんが、ブルーの車の横の壁と壁の間に通路が見えます。ここが入り口なのです。

   話が前後しますが、ここまでの道すじは山陰本線の松崎駅から浜村温泉方面に線路沿いに歩き、清水理容店を探してください。


  
8時から20時。200円。
  通路を湯小屋側から抜いてみました。この通路の細さ、実感できますでしょうか(画像中央右より)。そして左が湯小屋です。美しい。このような歴史的文化遺産にも匹敵する建物が息づく場所、鳥取県侮れません。
  湯船です。意外と深く、縁に腰掛ける感じで入りました。湯はミネラルを豊富に感じる味で湯管には析出物が生じ、ミネラルの中でもナトリウム・マグネシウムなんたら泉の雰囲気です。
  洗い場と脱衣所です。このシンプルさがいいのです。
    この美しい湯船と湯。これを見て何も感じない方はこの研究所にはいないはずです。


2005年1月再訪しました。
 線路側の通路は相変わらずでした。 細い〜〜!
  実は寿湯の敷地の外側にもう一本通路状の側溝があります。   定休日は基本的に月二回:第一と第三月曜ですのでロスト無きよう。
湯小屋側面。 湯小屋正面。
  中央は一応番台さんとなっています。   実は裏に回ると温泉を用いた炊事場があります。
  料金表。お金は基本お賽銭式ですが、・・・・。   初めて来た方は呼び鈴がありますので、理髪店の方を呼んだ方が良いかもしれません。
脱衣所。休憩室を兼ねています。   こんな感じでマッサージチェアなどもあり、脱衣棚の規模に比してスペースは広いです。
 脱衣場から浴室方向。 そして虚飾を一切排除した質実剛健な浴室。
洗い場も最小限。 湯はミネラル分がかなり濃い感じです。
  湯は無色透明ですが、青タイルというのはなぜこのように湯を美しく見せるのでしょう?   こちらが2005年の画像。湯船が改装されていました。
青い美しい湯船。  癒されます。

  寿温泉においては2度の訪問にもかかわらずなぜか入浴画像がうまく写せないでいます。   もう一度行かないといけません。



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