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清河寺温泉
  埼玉県さいたま市にある清河寺温泉は一部の温泉ファンにとっては忘れることの出来ない名湯である。時を遡ること6年前(2003年当時)、さいたま市にある、とあるパチンコ屋さんが温泉を掘り当て、敷地内で仮温泉施設をたちあげて無料体験入浴を行っているという情報が流れた。そしてその施設がマニアにはよだれものの仮設感あふれるもので、加えて入浴方法が家族風呂形式をとっており、混み合っていない限りはグループで貸し切り出来るというのもまた人気に拍車をかけていた。(実際には週末には待ち時間が発生するほどの人気であったが、幸運にも主任研究員Aは至近に居住していたので平日の夕方に訪問できた)。
  そんな訳で訪問した施設はこの枠のすぐ下の画像の通り、素晴らしいものであった。実際訪問してわかったのだがこの温泉は施設の仮設感もさることながら、湯も一級品であり、やや褐色に濁ったその色からはアブラ臭も関知でき、さらには体中に微細なアワアワが付くという、泉質主義の方も十分満足できるものであった。
  その後、本施設への移行にはやや難産であったようであるが、2006年2月にレポのような施設が立ち上がった。仮施設の頃から感じていたが、湯は源泉が40度弱であったので、そのまま入るには夏向きの長湯出来るものだった。新施設では加熱泉と生源泉が両方あると良いなと感じていたが、実際にはその温泉ファンの気持ちを汲んでいただけたようで、しっかり非加熱源泉も用意されていた。本施設も気になる塩素臭はなく、料金的にもさいたま市近郊では大変良心的で(最初に会員登録すると以降は毎回必ず入浴料金が50円引きとなるのだ。当研究所は平日の650円のコースでいつも利用していた。)なお、この施設は地元で大人気であるのでさすがの当研究所でも画像撮影は不可能であった。(というか地元故に無茶なことをして同じ団地の方にでも見られたら・・・・と自重していた面も否めないのだが)故に、画像は利用料金欄をクリックして公式ホームページにてお楽しみあれ!!万人にお薦めの施設である。
利用時間=10:00〜25:00 不定休  利用料金=平日700円・土休日800円  рO48−625−7373



2006年に完成した本施設。
  余裕のある敷地に駐車場もエントランスも何もかもゆったりとオープンした本施設です。   駐車場から見上げる形。
  清河寺はこの辺り一帯を指す地名ですが、実際の「清河寺」は鎌倉時代にまで端を発する由緒正しいお寺です。   入り口の前はお花畑と遊歩道となっています。
  施設も広大。   源泉は38度とあります。
  こちらかろうじて撮影できた非加熱源泉漕。いつもここにいたことは想像に難くないですね。   でもこの湯船は人気の的で画像を撮ろうと思いたちあがるとちら見で確認した人が数人突進してくるという状況で、上がって入り直すなどと言うことが出来なかったのです。(笑)


こちら2003当時の仮施設
  この様に県道側に体験入浴の看板があり、   パチンコ店の敷地内にはいると駐車場の1部が仕切られて入浴スペースとなっているのがわかりました。
  左の白い車は走行中のものです。扉の入浴中の板を表にしたり裏にしたりするのは旅館などで家族湯に入るのと全く同じ形式でした。   湯は平成11年に掘削した旨書いてありました。
  これは当時脱衣所内にあった注意書きです。ここに入る前にパチンコ店の受付で入浴希望を申し出ることになっていました。   当時の分析所。手書きでした。
  脱衣所から全景。中に入ってみると完全なオープンスペースで、屋根はないことがわかりました。   しかし何というぞくぞくする光景でしょう。木の樽風呂なんて!!
  樽に注がれているのはすべて同じ源泉で38度の生暖かい湯でした。   訪問は9月の残暑の頃でしたので、この世のものとは思えないほど気持ちよく、ずっとつかっていたいという思いに駆られたのを記憶しています。(確か1グループ60分以内だったと思います)
  奥の2つは足場を組んだ上で樽の内側を切って入りやすくしてありました。   でも実際にはかなり深いので上がるときが大変でした。
  湯と一緒に発生する生ガスを直に燃やしていました。この頃は素直に「地下資源だなあ」という思いしかありませんでしたが・・・・。   後に発生する渋谷のガス爆発を思うと現在のこの施設もきちんとした処理をしていないと大変だなと思いました。
  ただ1つだけ心残りが・・・・。   それは当時手ぶれ補正のないカメラでついうっかり奥さんに撮影を頼んでしまったことです。
  結構撮影したのですが、ものの見事に全部ぶれていて大きく掲載できるものが1枚もないのです(笑)   この4枚はこの大きさでかろうじて見られるものの、他の画像はここまで小さくしても「酔ってしまいそうな」しろものです。


  笑いが止まらない主任研究員A.   なんで引きの画だけ手ぶれしていないのでしょう??





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