温泉文化研究所(HOME) 》  岡山県県別リスト  》   大中山温泉


大中山温泉
  大中山温泉は岡山県では異色の温泉です。湯がどこに湧いていてもおかしくはない九州の方ならば、この温泉を見てもそんなに疑問には思わないかもしれませんが、温泉施設がある立地といい、施設そのものの外観といい、恒常的に営業している温泉らしさはあまり伝わってこない温泉がここ、大中山温泉なのです。
  で、どんな温泉なのかといえば、「土建屋さんの敷地にある砂利ダンプが頻繁に出入りするイメージの資材置き場にあるプレハブの仮設湯」といった感じでしょうか?画像を見ていただければその方が早いのですが、そもそもマイカーなどで行くと「入っていっていいのかな?」という場所に「大中山温泉」と大書してあり、明らかに「関係者以外立ち入り禁止」のにおいがする場所のど真ん中に、温泉マークさえ無ければ“飯場”にしか見えない入浴施設が鎮座しています。(重ね重ね失礼。全て「仮設風温泉」としてのほめ言葉ですのでご勘弁を!!)
  しかし見てくれのシンプルさはそのまま、湯の新鮮さとピュアさに直結します。純粋に加工されていない掛け流しの湯を楽しめる施設として、その意味でも大中山温泉は岡山では貴重な施設なのです。また、個人的なことですが、当研究所の移動研究室で初めて訪問した温泉がこの大中山温泉でありました。いろいろな思い出が詰まった温泉です。


このレポの画像は当研究所の所員「ヨーコさん」にご提供いただきました。
感謝!!

  2つ上:購入して一週間目の移動研究室。ぴかぴかの新車でした。上:このように山をそのまま削りだしたかの様な敷地。   この表記がなければ、国道沿いの看板だけではこの中に入っていくことはできないでしょう。
  裏側に回るとこれまた、全く温泉には見えなくなります。   脱衣所。おいてあるロッカーがよく事務室などで見られるタイプなので、これも温泉はイメージしにくい・・・・ですね。
  女性用浴室。細長いウナギの寝床の様な施設で手前に使いやすいシャワーが並びます。   こんな感じ。
  このプレハブ状のものは実はトラックのコンテナなのだそうです。   湯は源泉19度の加熱。でも掛け流されています。


  まだ、左側の浴室は湯貯中のようです。   湯はつるつるするタイプですが、19度の加熱泉ならば、水を入れなくても済む温度で提供していただければこの上なくすばらしいと思うのですが・・・・。(実際に蛇口から出る湯は相当熱い)



温文研ホームへ 県別リストへ
inserted by FC2 system