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芋川温泉
  小出駅から奥只見シルバーラインに向かう道にそって非常に地味な印象の温泉である、「湯ノ谷温泉郷」が展開します。この湯ノ谷温泉郷、下流方面から順に『葎(もぐら)沢温泉』『芋川温泉』『折立温泉』『大湯温泉』『栃尾温泉』といいますが、実際日帰り入浴施設など気軽に立ち寄れる施設がある場所は限られます。特に葎(もぐら)沢温泉は現在一般入浴可能設備はなくなってしまいました。
  そういった中、今回気まぐれで訪問した芋川温泉の『まんねん荘』は極上湯溢れる渓流沿いの温泉でした。宿の人もとても親切で私は丁度18時頃入浴したのですが、私の移動研究室を見て、わざわざその日の残りのご飯でおにぎりを作って持たせてくれました。こんな事は自家泉ならともかく、旅館では初めての経験できっと宿泊しても素晴らしいのだろうなと感じました。


芋川温泉
芋川温泉
まんねん荘
  入浴はだいたい午前中から夜も常識的な時間まで。500円
  まんねん荘は旅館です。Pは巨大で大型車も楽々です。
  こちら夏には最適の「ぬる湯」の温泉で地元の人に言わせるとどれだけ入っていても体に負担をかけない(つまりのぼせない)温泉なのだそうです。しかもぽかぽかがずっと持続するのだとか。魔法の湯です。源泉は2本所有しており、もう一本は37度、若干加熱しているようです。
  湯は加熱なのに流しっぱなし。しかも電話で問い合わせた時も「掛け流しで加熱」と何も言わないのに自己申告してくれました。思えばこの正直さにつられて訪問する気になったのでした。
   窓の外が巧く写らなかったのですが、この旅館美しい2本の沢が合流する三角の土地に、川に突き出すように建っています。まるで露天のように渓流の音がします。そして凹面鏡のような盛り上がった湯。美しいです。


2004年6月再訪しました。
  源泉その1。30度は激ぬる。   源泉その2。37度はそのまま使用してほしい気も・・・。
窓の外には渓流の合流点が。 湯はたっぷり。
  注ぎ口。   主任研究員A。



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