温泉文化研究所(HOME) 》  鹿児島県県別リスト  》  亀沢温泉













※この温泉は宮崎県の温泉ですが、鹿児島県で紹介しています。

亀沢温泉
  亀沢温泉は鹿児島県と宮崎県の県境ぎりぎりに位置する「京町温泉郷」の温泉です。実際鹿児島県側で吉松を探索中、国道で何気なく「宮崎に入っちゃったかな?」と思っているとすぐにさしかかります。基本的に国道沿いに湯小屋が建っていますが、外観から湯小屋と想像が付くだけで途中にも浴舎にも温泉だという表示は全くありませんので、ゆっくり走って見つけてください。
  亀沢温泉は当研究所激お勧めの温泉です。周囲には田園風景が広がり、ぽつぽつと人家が点在する空間に無人のお賽銭式の湯小屋が一つ。この風情だけでもすでに満点に近い合格なのに、その上、亀沢温泉には実に個性的な湯が注がれているのです。それはクリアーブラウンのモール泉系の湯です。これだけ聞くとこの辺には原口温泉や鶴丸温泉など色の濃さで言えば更に上手の温泉が複数存在し、一歩上を行っているのですが、この亀沢温泉の源泉はこの界隈で一番香りが強いのです。香りとはモール泉のようなクリアブラウンの湯にありがちの『ひのき』のような香りなのですが、この『ひのき臭』が大変強く、人によっては『アブラ臭』なのでは?と感じるほどなのです。だいたい湯口で香るまたは源泉を口に含んで香るだけでなく、浴室全体に『ひのき臭』が満ちている事自体かなり香りが強いということなのですが、それがアブラ臭と感じたくなるほどの強さなのです。


  上:こちら側が正面ですが、国道は向かって左になります。
  下:こちらは国道と反対側。車はこちらに停めますが、普通車以外はきついです。
  入り口。
  よくありがちですが、ここも月払いだと安いです。一年入りの場合、12ヶ月で12000円ということは1ヶ月1000円。つまり一日約40円ということです。
  脱衣所。
  浴室への入り口は全面サッシでした。
  あまり聞いたことのない泉質でした。しかし、投入する湯量はバルブがあるので、自由に調整でき、温度も上々、かなり贅沢気分の湯一杯温泉でした。同浴のおとうさんに色々よくして頂きましたが、なかなかの長風呂で逆にオーバーフロー画像はとれませんでした。













温文研ホームへ 県別リストへ
inserted by FC2 system