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※この温泉は宮崎県の温泉ですが、鹿児島県で紹介しています。
吉田温泉
  吉田温泉は宮崎県の京町温泉郷の中でも特異なポジションの温泉です。某国営放送の普段着の温泉でも取り上げられたこの温泉は歴史に裏打ちされた生活温泉で、長い長い源泉と地元の人の生活との関わりが感じ取れる温泉です。だいたい京町温泉駅の真北に一qほど行った場所になります。
  吉田温泉には2つの共同湯があり、1つを『亀の湯温泉』、1つを『鹿の湯』といいます。このうち亀の湯は日帰り専用、鹿の湯は宿泊も出来ます。湯はそれぞれが独自源泉を持っており、特に亀の湯の方は自噴源泉という噂です。


亀の湯   濃〜いイエローブラウン系の湯が注ぐ亀の湯。見た目だけとれば鹿の湯よりも湯が濃いように感じます。日帰りのみの生活温泉で周囲には民家しかなくいかにも昔から生活の中で活きてきた温泉なのだと感じさせます。
    6時〜22時。300円。
    極上。お勧め。
鹿の湯   一見して湯治宿風の建物の敷地内に離れの温泉棟として立っている鹿の湯。この温泉は通常日帰り湯としても利用されています。亀の湯に比べればやや湯温も低く、またもう少し湯力も落ちてきている印象を覚えます。湯小屋は半地下風の階段浴槽でいい感じなので頑張って欲しいと思います。
    8時〜22時。300円。


亀の湯温泉
  上:郵便局を目指してくるとそのまん前にまるで雑貨屋のような雰囲気の共同湯亀の湯があります。

  左:ガラス剥き出しの冷蔵器が駄菓子屋さんのようです。
   下:湯は実に適温。見るからに温泉らしい雰囲気の色は何度見てもうっとりします。 美しい。
  上:風流な竹の飲泉カップがありましたので口に含んでみましたが、味はあまり無かったように記憶しています。   下:シャワーが一基だけあると共同湯の雰囲気を壊さず、かつ使い勝手がぐんと上がります。所で正面の扉は何なのでしょう?
  上・左:なんと、打たせ付きの露天浴槽がありました。しかし残念ながらからっぽ。察するに冬季閉鎖と見受けました。(というかそうであって欲しい。)しかし外にでれるだけでも御の字で、このススキヶ原は風流且つ壮観な眺めでした。からっぽの浴槽に座椅子をおいて座ると風が心地よく、桃源郷のようにすすきが凪いでいました。
 竹の飲泉カップと源泉口。かなり鉄分が豊富なのか、湯が流れているところはどこも真っ赤でした。
  同上。
   適当に暖まり、一息ついて丁度入浴写真を取り始めたら、雲間から日が差し始め、逆光に近くなってしまいました。 気持ち良かです。
  オーバーフロー画像に挑戦しましたが、もう一つうまくいきませんでした。しかし、昼下がりとはいえ、地元の方に一人も会わなかったのは運が良かったのでしょうか。   下:まるで誰かに写して頂いてるように振る舞っていますが、全部三脚による自作自演です。


鹿の湯
  上:鹿の湯は亀の湯と徒歩で行き来できるほど近くにあります。この画像は浴舎棟ですが右に見えている電信柱の角を左に行くとすぐ亀の湯です。

  左:この値段は今でも有効なのでしょうか。驚きの素泊まり
1600円。もしほんとだとすると当研究所が知る限りでは九州最安です。
 浴舎入り口。
  そして素泊まり1600円の湯治棟。
  左:脱衣所と浴室入り口。源泉との関係のためか浴室はかなり深くなっており、この階段を下りて扉を開けると・・・・・。


  下:なんと扉の先にもまだ階段が続いていて更に高度を下げます。
  上:湯船です。湯温はかなりぬるめの適温。源泉が直接注ぐ方の湯船しか満たされていないのは恐らく温度のためと思われます。   湯は薄く濁っており、茶色のパウダースノー状の湯ノ花が舞っていました。味はあまりありません。
  上:やや源泉のパワーを感じづらい雰囲気でした。   下:元々源泉槽(上湯)の湯が下湯に行くように穴が空いていますが、下湯の方の栓が抜いてあり、直に排水されていました。













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