湯穴温泉
  枕崎市でも異色の温泉・湯穴温泉です。山奥の鄙びた鉱泉宿のような場所なのですが、今時本当に冷鉱泉を”薪”で湧かしています。また、基本的に休憩スペース(畳敷きの和室)も付いたくつろぎの場所なのに、ほとんど無人のお賽銭式の様になっています。湯は薄いオレンジ色の鉄味のしっかりするものです。浴槽の湯を直接焚き、湯船の中はあっちっちで、上の源泉口からバルブをひねり、冷源泉を投入するタイプです。

※この温泉は無期限休業中です。(平成17年秋〜)

  上:こちら側が正面です。裏に回ると釜と材木置き場その次がPになっています。

  左:裏より。
 材木置き場。管理人の方が薪を割っていることあり。
  入ってすぐの料金所。木の箱に300円入れます。手前の私が立っている空間と奧の間は休憩所。
 冷鉱泉の特質を生かした、見事な加熱用湯船。感心してしまいました。   秘密はこの下で。
  冷鉱泉は当然沸かしです。沸かした湯はもったいないので、簡単に掛け流せないのは常識です。で、この湯船妙に縁が厚いのがわかりますでしょうか。皆ここに座って掛け湯をして、思い思いにトドになります。   で、その体にかけた湯が湯船に戻るようになっているのです。元々、溢れた湯がこの傾斜部分に溜まり、トドには適した湯船なのですが、ここまで計算されたものは初めてみました。





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