横川温泉 | ||
横川温泉は旧横川町の温泉です。前述の通り横川町は牧園町と合併し現在は霧島市と変わりました。もともとこの横川温泉の立地は「弘寿温泉」「ほたる温泉」へ至る万膳地区への入り口となるJR植村駅そばで、万膳地区へ行く時には必ず通ることになりますので、牧園町のリストに載せておきます。 | ||
横川温泉はJR肥薩線に沿って比較的スムーズに流れる県道50号沿いに何気なく佇む温泉です。こんな交通至便な幹線道路沿いにここまでレベルの高い温泉が存在し、わずか150円で入浴出来てしまう。ここでも鹿児島県の底力を垣間見ることが出来ます。 | ||
牧園役場から県道50号を走ってくるとかなり見やすい看板が目に付き、最終的にこのちっちゃな横川温泉の施設が目に入ります。 | こちら派手さはないですし湯も癖のない単純泉ですが、湯船からの湯の溢れさせ方がいかにも温泉ファンの心をくすぐるものでアル意味一番贅沢な感覚を味合わせてくれます。 |
左:入浴を終え、外に出ると暮れなずむ一日に横川温泉が夕日に照らされていました。 | |
元々県道50号は「新川渓谷温泉郷」から離れて旧栗野町(現湧水町)へ向かう道ですが、天降川に沿って進むため、谷間の地形が多く、日が暮れ始めると山の端の影がいち早く建物に落ちるのです。 | |
成分表。 | |
生活温泉のにおいがにじみ出る休憩所。この右横に番台さんがいます。 |
そして湯船です。オーバーフローの湯が縁全体を均一に越えていく様というのは本当に珍しい現象で、湯船や洗い場を含めた建物全体のバランスが全て一致しないと見られません。 | そしてこの現象が見られるとその温泉は本当に贅沢に湯を使っているなという風に見えるのです。もちろん体をざぶんと沈めると湯がざざ〜と溢れ、何とも言えません。 |
むふふ。同浴のおとうさんに断って撮らせてもらいました。後ろを向いていますが、おとうさんはくすくすわらっています。 | 東京から来た温泉バカを許してください。 |