折尾野温泉 | ||
鹿児島県の『折尾野温泉』は本物の秘湯と呼んで差し支えない”現代の秘湯”です。日本一の「足下自噴泉」温泉である湯川内温泉のほぼ真北に位置する折尾野集落(湯川内の北方3〜4q)において、住民の方に大切に大切に守られている、生活にも集落にもとけ込んだ生活温泉が『折尾野温泉共同浴場』です。湯はやや癖のある鉄泉ぽい感じの濁り湯を薪で加熱しています。そのため、通常の共同湯よりも、メンテナンスや維持に大変な経済負担と労力を要します。よって訪問にはくれぐれも謙虚な気持ちを持って、地元の方優先とし、マナ〜アップと同時に地元の方に『外来入浴を受け入れて良かった』と感じていただけるような印象を持たれるようにしたいものです。(いつジモ化されてもおかしくないような秘湯なのです)。 | ||
平成18年8月火災に見舞われ全焼。平成20年現在は新施設にて営業中。
国道328号と447号に挟まれた細いエリアを結ぶ枝道にこのように看板が出ています。 | |
そしてこの奥に進むと・・・。 | |
この看板の付いた浴舎が目に入ります。左のスレートのひさしの下が入り口です。 |
こうなっています。 | |
何とも言えない風情です。そし普通に考えたらジモであっておかしくないロケーションです。 |
こちらは都合4回も訪問しています。内一回は早朝に行きすぎ、一回は終了時間に間に合わず、で、入浴したのは2回です。 | |
これだけの営業時間を維持しているのには頭が下がります。 | |
この成分表からすると重曹泉ということなのですが、浴感は鉄泉ぽかったです。 |
湯船です。笑っているのは横で一緒に入っていた地元の高校生が笑っていたからです。東京から来た「絵に描いたようなおじさん」が脱衣所に三脚たてて自分の写真を撮っているのですから、さぞ滑稽だったことでしょう。 | 湯はやや濁った薄い茶色でいかにも冷鉱泉といったかんじのものです。ただ、成分表通り重曹泉というのならばもうすこしぬるぬる・ぬめぬめしてもいいかなと思いました。重曹は加熱に弱いのでしょうか? |