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藺牟田温泉 下ノ湯
  鹿児島県の『祁答院町』。この自治体を正しく読める方はすごいです。答えは「けどういんちょう」です。かつて存在したこの自治体は難読地名としても有名でしたが、現在は祁答院町を始め、『市比野温泉』の樋脇町『入来温泉』の入来町などなど1市4町4村が合併し、薩摩川内市という自治体となりました。この祁答院エリアの南西部、つまり本当に市比野温泉や入来温泉と近接して藺牟田温泉(いむたおんせん)があります。当研究所は今回藺牟田温泉の”下ノ湯”のみに絞って訪問したため、温泉街の有無や他に日帰り湯が存在するのかは残念ながらご紹介できません。したがってこのページでは下の湯に絞ってレポートします。


   伸びやかに開けた立地にぽつんと佇む「下ノ湯」。
  下:川側にまわって更に感動。湯気抜きや浴室の目隠しが浴舎の雰囲気に合っています。ただ折角川沿いなので浴室から川が望めると良かったのですが。    上:あまり期待せずに来たのですが、意外にもシブイ佇まいでした。瓦と木の風合いが何ともいい感じです。ロケーションも開けている上に裏が川になっていて良いです。ただ、周囲のアスファルトや護岸の跡がなんとなく人工的ですが。
 少し露出を落とすとジモみたいな風合いになりました。ま、あくまでも雰囲気のみですが。
 受付もほのぼのしていて良いです。これで入浴料は150円。涙ものです。
 この成分表などいつのもので、いつから手入れされてないのでしょう。
   上:中に入って2度びっくり。関東だったら間違いなく超一流の折り紙が付く公衆浴場です。これがわずか150円。しかも鹿児島県内ではほとんど無名の存在。(少なくとも当研究所は予備知識がありませんでした)。これが日本一の公衆浴場王国の実力なのです。

   下:使いやすいシャワーがついており、全体に清潔です。毎日使う生活温泉としては最高レベルに近いでしょう。
   元祖表面張力。これぞ温泉力。湯が盛り上がって見えます。   湯は無色透明無味無臭です。飲泉も白湯を飲んでる感じでした。



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