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石部温泉
雲見温泉


岩地温泉・石部温泉・雲見温泉
    伊豆でも最奥に位置する参甫地区。甫という言葉の通り、3つの温泉とも見事な湾形に美しい砂浜が広がる良質の海水浴場ともなっています。温泉は海の水とほとんど変わらないしょっぱい温泉がふんだんに湧き、海水浴と一体となった利用が為されています。温泉利用の宿泊施設は海の幸を供する小規模な施設が多く、多少大きめの施設を持っていたとしてもほぼ全ての施設が民宿かもしくは同程度の規模となっています。そして肝心の話ですがここいらへん一体には共同湯・公衆浴場は一軒もありません。それではなぜ取り上げたのかと言えば激安の無料の露天風呂があるからです。特に石部温泉の露天風呂は共同湯と全く同じ形態をなし地元住民が定期的に当番で清掃を行って昔から維持管理を行ってきています。また、ここのみ通年利用が可能です。(逆に岩地、雲見は海水浴シーズンのみ)


参甫地区の車中泊
  参甫地区の温泉にはそれぞれPが完備されていて安心して訪問できますが、車中泊には断然石部温泉が便利です。岩地はPは広くまた使いやすい位置にありますがトイレが不便です。また雲見はトイレが便利ですがPは傾斜がきつく寝るのに不適です。石部は露天入り口の港方面の道と反対側の山手の方に100〜200メートル行くと広い公民館のPがあり、車中泊には静かで最高です。トイレは露天の横に完備されていて歩くのにもほとんど無理がない距離です。(キャンプ場ではトイレまでもっと歩く所もあります。ちなみにこのトイレの処にもPがありますが有料で1000円とかいてあり、朝集金が来るかと思うと何となく落ち着きませんのであまりおすすめしません。)


ダジュール岩地
  もう名物ともなった岩地温泉の無料の露天風呂。一応水着着用となっていますが、海水浴のハイシーズンや休前日の混んでいる日でもない限りは風呂として使えます。   期間はおよそ6月から9月ですがファジーなようです。海水浴から上がりそのまま風呂にいけるというのは極楽の極みです。また、上がり際でなくても泳ぎ疲れた後にここで一服。何という恵まれた環境の海水浴場でしょう。京都の琴引浜露天でも湯が入るのは16時頃です。
   これは海岸から上がった場所にある旅館の玄関です。湯が掛け流し。海水浴の後のサービスとしては申し分ありません。
  湯船の周囲の景色です。海水浴場としても一級の場所ではないでしょうか。
  湯船の下にもかぶり湯があります。


石部平六地蔵露天風呂
  朝一番の石部温泉の町並み。この先の川の左側が大きなPになっています。
  この露天風呂のいわれです。ここは昔から有名で湯の使い方がとても贅沢です。掛け流しの量がすごいのです。
  ここも岩地同様露天の前は海水浴場になっています。しかし、この露天は湯温も上々で何より共同湯として通念清掃され利用されています。
深夜の石部露天。運転疲れが吹っ飛びました。貸し切りにて一時間。 美しい。


雲見温泉露天風呂
  雲見温泉の集落です。雲見はこの目の前が海水浴場となっていますが、海水浴場には足湯しかなく、雲見露天は車で国道を石部方面に少し戻ったところにあります。
  新しくできていた浜の足湯。名称は「渚の足湯」だそうです。
  そして国道脇の崖と言っても差し支えない場所から唐突に始まる雲見露天風呂の通路。プチ野湯気分が味わえます。
  下り道は完全な山道で、きちんと道は付いていますがものすごく細く、傾斜もきついところがあり、慎重に下りないと後が楽しくなくなります。
  着きました。雲見露天です。三者三様の良さがありますが、ここの秘密基地みたいな感覚は、朝から来てお弁当も持ってきて、一日いたくなるような雰囲気を持っています。   下は秘密の入り江となっており、もちろん水遊びもできます。雲見露天は3つの中では唯一男女別の脱衣所が付いており、安心して使うことができます。
  見晴らしが良く、清潔で湯がフレッシュで濃いという非の打ち所がないように見える温泉です。でもたった一つ気になる人は・・・・。   フナムシが異常にたくさんいます。歩くところはもちろん壁などでも気になる人は気持ち悪くて長居したくないかもしれません。


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