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湯ヶ島温泉

  海あり山ありの伊豆の温泉ですが、湯ヶ島は深山幽谷の正に山の温泉といった趣です。河津温泉や湯ヶ野温泉と天城を境にして対峙する位置にある湯ヶ島温泉は個性的な旅館も多く、また極上の共同湯も2軒ある魅力的な温泉です。残念ながら散策を楽しめる温泉街がないのが玉にきずですが2軒の共同湯は最高です。両軒ともしっかりとしたPを持っていますので、直接乗り付けることが出来ます。


共同湯
世古の大湯    伊豆でも屈指の共同湯。雰囲気、ロケーション、シンプルさ、営業時間の長さ、地元の方の心意気、何をとっても一流の共同湯の証です。残念ながら最近営業時間が短縮されました。閉鎖されないように願うばかりです。
  
9時から21時。100円。
河鹿の湯   湯が島の温泉街に近くある共同湯。午後からの営業ですが、ここの飾り気のなさ、湯船のいかにも共同湯らしい形、ユニークな湯口やはり一流の証です。
  
13時から22時。250円。


世古の大湯
  世古の大湯は湯が島温泉の名勝世古峡にある共同湯です。マップ上で世古峡を目指せばこの看板のPに付きますが、一応簡単に道順を説明すると国道で旅館「落合閣 眠雲楼」の大きな看板がある細い分かれ道を入り、そのまま直進します。目印は国民宿舎です。国民宿舎への分かれ道を過ぎたらすぐに左に注意してください。バスの転回場がPを兼ねています。
  少し来た道を戻ると世古峡に下りていく道があります。これは数年前の看板ですが、久しぶりに来てみるとなんと営業時間が大幅に短縮されていました。しかも通路の途中には鍵付きの門まであります。地元の方の話では早朝や21時過ぎに酒を飲み、大声で騒ぐ人がいるせいだとか。悲しい話です。
  右上:こういう形にしなければならないのは悲しいことです。週末に酒を持ち込んで一般的ではない時間に騒ぐ方がいるので、朝7時から9時と21時から23時を営業からはずしたそうです。

  上:美しい渓谷。

  右:渓谷のすぐ横に立つ共同湯。窓からは常に轟音がとどろき、会話しづらいほどです。入り口。
  お賽銭方式ですが、珍しいことに料金箱は外にあります。男湯と女湯の中間の箱に100円入れます。
  湯船です。ナトリウムカルシウム塩化物温泉とあった気がしましたが、ここでは細かい泉質などどうでも良いのです。窓から森林浴よろしくフィトンチッドと渓流のマイナスイオンを吸い込み、ただただ湯船で「でべろ〜〜ん」とします。
  源泉です。好きに調節できますが熱湯側が適当に熱くなっていますので、あまりひねる人はいません。
  美しい湯船です。多少年季が入っていますが、これがなおしてしまうと又味が変わってしまいます。   今にも湯が溢れそうです。ここに体を沈めるのです。
  窓から見える轟音の正体です。雨が多いため、前回来たときより、水量が多い気がします。   湯船を脱衣所から正しく見るとこう見えます。

河鹿の湯
  河鹿の湯です。Pの入り口がかなり狭く、幅だけ注意です。当研究所、はば210センチです。
正統派の共同湯。
名前の由来、かじかがえるが湯を守ります。
湯船。共同湯らしくてとても良いです。 気持ちいいです。


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