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修善寺温泉

 伊豆が昔いかに交通の便が悪かったかと言うことは現代でもうかがい知ることが出来ます。海沿いの国道は現代でも磯の上を直にわたらせている橋が随所にありますし、伊豆の踊子で有名な「天城越え」という言葉もいかに昔天城峠を越えることがネックになっていたかの現れだと考えます。そうした中で伊豆は罪人の流罪や要人の幽閉先という側面も持っていたようです。
  修善寺温泉は修善寺というお寺の歴史もさることながら鎌倉2代将軍源頼家が北条氏によって幽閉され、その後暗殺された舞台としても名を知られています。


修善寺温泉の歩き方
  修善寺温泉には駐車台数に余裕のある無料Pが有りますが、とっこの湯はじめ、はこ湯、修善寺、新井旅館など観光の中心までは少し歩くことになります。はこ湯は残念ながら循環もしくは半循環です。もしはこ湯がお気に召さない場合はこの観光案内所のPに止めましょう。はこ湯に入られる方ははこ湯に止めるのもいいかもしれません。ただ、神戸湯(ごうどゆ)に入られる方は観光案内所の方が近いです。
  この無料Pに行くには国道から修善寺温泉への一本道に入っていくとすぐに見つかるコンビニサークルケーを探します。コンビニの崎100メートルほどで左手に大きなPが見えますので、ここに停めます。ここからバス通りをずっと歩いていくと両脇にお店などもあり、自然に赤い欄干の橋が続く修善寺のメイン広場に出ます。右手に修善寺、左手にとっこの湯(現在台風被害により補修中)の対岸にはこ湯があり、更に周囲全体で散策できる遊歩道が整備されています。神戸湯によられる方は先のPよりバス通りを中心に向かって歩くとき、青看板で「虹の郷」方面を目指します。すぐ坂になり始め上りますが左手を見ながら歩くと、下の写真のような湯小屋が見つかります。外来(組合員以外の一回)入浴は16時からでお賽銭方式の300円です。



温泉街の風景
  修善寺の境内にある飲泉所。ここの龍は非常にリアルで良く作られています。



   ※ とっこの湯は2008年現在新しく生まれ変わる道を模索中です。新しい施設のレポは後ほど。

とっこの湯
   とっこの湯は以前修善寺の代名詞とも言うべき場所でしたが、現在では湯がはられていたり、いなかったりします。湯があるときでも現在は足湯にしか利用できません。度重なる台風や増水の被害で今どうするか思案中だそうです。
  とっこの湯全景です。以前は24Hで東京をでてここまでまっすぐ来て湯に飛び込むのが冬の楽しみだったのですが。
  周囲はぐるりとよしず張りになっています。男性が入浴する分には之で十分なのですが。どうも保健所の指導が入ったのでは?と感じてしまいます。  
  一応地元では台風の被害で湯が漏れるようになり、足湯にするくらいの高さにしか湯が溜まらなくなったと言う人もいるのですが。


はこ湯
  はこ湯は以前あった共同湯の復刻版です。はこ湯は源頼家暗殺の舞台となったとも言われています。以前はとっこの湯前の赤い欄干の橋のたもとにあったと言われています。   私は古老にお話を伺ったことがありますが、旧はこ湯は少なくとも戦後すぐの頃まではあったそうです。古老が小さい頃には普通に橋のたもとに浸かっていたと伺いました。
  現在のはこ湯です。こぎれいな施設となりました。残念ながら循環みたいですが、夜体をさっぱりさせるのにのんびりと入るにはそれほどいやな印象はありませんでした。 シャワーは右奧に見えている一基のみです。




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