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浴殿


山代温泉総湯 浴殿
  石川県加賀市にある山代温泉は約1300年前、奈良時代の高僧・行基が傷口を癒すカラスを発見したのが始まりと伝わる北陸屈指の古湯である。別名カラスの湯と呼ばれ、平安時代末期には現在も温泉地内にある薬師如来が祀られ薬王院温泉寺の基礎をつくられたと云わる、明覚上人により七堂伽藍が建立され、町は大いににぎわったとされている。また戦国時代には明智光秀が訪れたと言い伝えが残っているらしい。〜公式HPより〜
  また山代温泉の総湯・浴殿は加賀藩政時代から連綿と続く施設で、湯が涌く温泉地としての歴史だけでなく、共同湯としても歴史が古いようで、当研究所としては粟津温泉同様大きな期待をもって訪問した。
  結論的には、失望した感は否めない。まず、浴室にはいると鼻を突く塩素臭が温泉へのモチベーションをそぐ。そしておそらくは湯は掛け流しなのだろうが、奇妙な湯の攪拌装置(中央が盛り上がっているが、もしかしたら、源泉投入口なのかもしれない)みたいなものがにおいと相まって循環を連想させる。内部はせっかくの広い空間がもったいないような作りで、全く同じ大きさの円形の浴槽が2つどかんとあるのみ。天井も高さが足りず開放感も感じられずで、そうそうに退散した。
  ただ、この総湯、2009年のお盆を目指して、新築移転が決定しているらしい。新しい浴殿の完成予想図が公開されていたが、別府の竹瓦温泉のような湯屋造りのもので大変好感した。もしもその通りにできあがるならば、来年もう一度来たいとも思った。楽しみだ。
利用時間=6:00〜22:00  利用料金=420円  076−176−0144


2008年8月訪問しました。
  温泉街は非常に大きなもので、さすが一時は隆盛を誇った温泉であると思いました。   しかし、昭和の建造物とは思えないモダンさです。
  一階が女湯、二階が男湯になっているようでした。   名前はいかにも・・・・なのですが。
  来年に期待です。   中はこれが2つあるのみ。



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