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松風荘


木場温泉 小松製作所保養所 松風荘
  石川県小松市〜加賀市にかけては有名・無名様々な良泉が涌いている。金沢市にいろいろな公衆浴場があり、周り甲斐があるというのは承知していたが、小松市エリアのあまり有名でない温泉(有名な温泉とはすなわち加賀温泉郷に数えられる「山中温泉」「山代温泉」「片山津温泉」「粟津温泉」のことである)は今旅の中ではうれしいサプライズの連続であった。今江温泉・涌泉寺温泉・別所温泉・大聖寺温泉・太子温泉などと共に、今回訪問したのが、木場潟のほとりにある「木場温泉 松風荘」である。
  木場温泉には実は2008年の4月まで共同浴場があった。石川県内には実質はそうであっても、共同湯・共同浴場という名称を使用しているところは極めて少ないので、大変貴重な存在であったが、一足違いで地元の苦渋の決断により、宿泊施設の1施設(湖山荘さん)として再出発を図るようだ。
  ところが木場温泉には上述の共同浴場よりも安価な浴場が存在した。それがこのレポートの「松風荘」だ。この温泉、表記の通り企業(小松製作所)所有の保養所なのだが、一般にも快く開放されている。但し、営業時間は極めて短いので、注意が必要だ。我々は今回オープン時間に合わせて訪問したが、事前に聞いていた時間よりも表に表記されていた時間は更に短くなっていた。予め問い合わせていくことをお勧めする。
  内部は旅館風の大浴場で、湯あたりしない柔らかで透明な湯が書け流されている。源泉は35度と表記があり、加熱しているようだがオーバーフローはしっかり見られ、縁を越えていく湯が次々と波の弧を描き、非常に美しい光景を見せてくれる。ある意味、料金と湯の素性の確かさ、湯の使い方、浴場の規模などを考えると今旅で最も当研究所のスタンダードに近い温泉だったかもしれない。
利用時間=13:00〜16:30 (但し土休日は時間拡張あり) 毎週月曜休み  利用料金=250円  076−144−3255




2008年8月訪問しました。
  会社の保養所らしく、旅館と違った趣で、敢えて周囲からは見えないように作られているように見えました。   ここはさすがに世界シェアでも上位に来る重機メーカー「世界のコマツ」だけあり、一階は社員とおぼしき人で一杯でした。
  湯は34.8度とありました。   アルカリ性単純温泉です。
  脱衣所から入ると・・・・。   こんな風にシャワーと湯船があります。
 6基前後でしょうか?   美しく透明な湯。
  脱衣所からはこんな風に見えます。   日差しが強く、陰影が濃くできました。
  いかがですか。この透明感。   オーバーフロー。
  源泉口からはそんなにたくさん湯が出ているわけでありません。   湯船の奥は壁となっています。
  柔らかくオーバーフローする様が美しい。   湯の透明感が美しい。


  数人いたおとうさんたちも皆あがり、貸し切り状態に。   ここからが当研究所の真骨頂です。
  この規模の公衆浴場で撮影会ができるのは運の良いことです。   どうせただなので何度も何度もシャッターを切り続けます。


  洗い場を行く湯までもが美しい。   ご満悦のD氏。


  この透明感。   すばらしいです。



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