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白鷺の湯


湯涌温泉・総湯 白鷺の湯
  戦国時代から発展を続ける古都・金沢市。ここに養老2年(718年)に発見され、開湯1300年の歴史を誇る湯涌温泉がある。伝説によると、羽を休めていた白鷺が飛び立ったあとに、熱い湯が沸いていたと云われ、また一説には白山を開いた泰澄大師が発見したとも伝えられている。藩政時代には、歴代の加賀藩主の湯治場として知られ、大正6年には宵待草で知られる竹久夢二が愛人笠井彦乃を伴ってこの温泉に逗留した。以来、湯涌温泉は金沢の奥座敷として文人墨客に親しまれた。共同浴場は古くは総湯と呼ばれた。1937年に建てられた古い建造物で、1999年に改装され総湯白鷺の湯と呼ばれるようになった。
  立地からも現代では兼六園から車で20分と案内されているが、江戸の当時の馬や徒歩での山懐への移動となれば、それなりに秘湯感はあったはずで、まさに金沢の奥座敷という呼称にふさわしい。
  ところが、残念なことに粟津温泉同様、この湯涌温泉の総湯・白鷺の湯は改装の折に塩素臭がぷんぷんする温泉に変わってしまったようだ。ただ、当研究所的にはこの施設は共同湯としては身の丈にあった大きさで、シャワーの数、湯船の規模など、なかなか公衆浴場然としていて好感した。それだけに非常に惜しいと感じた。上手に消毒して、かけ流す・・・それだけなのだが。
利用時間=7:00〜22:00  毎月第三木曜休み  利用料金=350円  076−235−1380



2008年8月訪問しました。
  温泉街は県道から2〜300メートルほど入った場所にあり、細長くのびています。   谷状の地形になっており、進行左手には階段が付いていて、途中にはいい風が通る四阿もありました。
  坂の上から浴舎。   浴舎正面。
  以前は飲泉場があったようです。   温泉街。
  入り口に券売機。   由来。
  由来。   入り口入ってすぐに受付があります。
  受付には色鮮やかなフルーツがありました。   特に桃は移動研究室で訪問していたら、購入していたかもしれません。
  リンゴもおいしそう。   受付を過ぎると休憩スペースがあります。
  このお座敷は利用料がかからないようでした。   浴室入り口。


  脱衣所。   洗面台。
  浴室は適度な大きさの湯船にシャワーが5〜6基でほどよい規模でした。   塩素さえ香らなければ・・・・。
  また、折角総ガラス張りの作りなのに背後が人口の石垣というのもちょっと?でした。   う〜ん。惜しいです。
  湯が美しく光っていました。   半循環・・・かな?


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