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※この温泉は廃止されました。施設は撤去されています。

板留温泉
  東北フリークの方を除けば黒石市の名前を身近に感じるという方はいかほどいらっしゃるでしょうか。それほど温泉が沢山湧出しているにも関わらずこの地は地味な地名です。お隣の平賀町、遠くは熊本の泗水町などと並び、影の温泉実力者なのが黒石です。こちら市街地から山間部までまんべんなく源泉が点在します。
  板留温泉は温湯・落合と並んで黒石温泉郷の一角を占める温泉です。この3つの中では一番川の上流側に辺り、板留の付近は川面からの距離も大分上がりのぞき込むとやや恐怖を感じます。そんな川の岸に立つ板留の中で共同湯は隙間を縫うような立地に建っていました。地元の方に聞いた範囲ではなぜ廃止になったのか今ひとつ理由がはっきりしませんでした。
  今では在りし日の面影を追うことしかできませんが、湯治は青森でも屈指の風情を誇る共同湯で外来可の温泉の中では1・2をあらそうものでした。



板留温泉共同浴場
  在りし日の板留共同湯。この小ささが何とも言えません。立地は正に隙間利用。ちなみに窓一つ分でそれぞれ男湯女湯でした。
   上の看板といい、このブルーシートでの日影の作り方といい手作り感一杯で正に生活密着温泉でした。
  浴舎正面。左の青屋根が番台さんです。
  なんとなくこの画像を見ているともう板留温泉がないのが全く実感出来ません。この浴場は本当になくなったのが痛いです。
  平成17年3月現在。跡地は更地になり、全て撤去されていました。













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