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谷地温泉
  谷地温泉は酸ヶ湯から青森の屋根・八甲田山系を経由して十和田湖を目指すルートの途中にあり周囲は手付かずの自然に囲まれたハイキングコースなどになっていて、山岳ドライブをも体験できます。そんな一級の観光地ルートにきら星のごとくある温泉の中でも全国に誇れる湯治の宿が谷地温泉なのです。
  谷地温泉は白濁湯の混浴大浴場とシブイ混浴打たせで有名な湯治温泉地です。湯は美しい白濁で、いかにも湯量豊富な湯はどんな温泉ファンでも必ず気に入ることでしょう。周囲は美しい湿原が広がり、眺望もきき、また名水も湧出しています。湯浴み後に温泉と同じく大地からわき出した「霊泉」を口に含むとのどの渇きが癒されるだけでなく、体全体に染み渡るように効きます。
  なお、谷地温泉は現在は一泊三食付き宿泊でなんと5800円〜という格安の湯治宿となっています。この値段は休前日はおろか、年末年始やお盆にも変化しませんので、今は宿泊して周囲の自然も同時に楽しむというのもいいかもしれません。(2010.05)


  4月の谷地温泉入り口。右の背後は八甲田。看板の右横はバス停です。陰になっていて見えづらいですが、移動研究室の左後が下の画像のアスファルト道路につながっています。この日は春の開通初日ということで、どこもすごい人でした。(当研究所は知らずに来てしまいました)
  真夏の谷地温泉です。
  周囲のトレッキング(ハイキング)のガイドがありました。
  宿の前に茫々と広がる湿原。
  丁度湯治客用の売店に品物を搬入中でした。
  湯小屋です。
  そして谷地温泉の名を有名にしている一つの要素、白濁泉です。白濁の度合いは湯船によって違うようでした。
  上がり湯です。同じ湯を薄めてあるように感じました。
  一番白濁していた湯船。美しい乳青色です。
  最も目をひいたのみ湯のくみ出し口。何となく隠し湯の雰囲気がして楽しかったです。意外なほど湯を汲む人は多かったです。
  あちこちに上がり湯がありました。
  宿のすぐ横にいきなり水が湧き出している湧水がありました。栃木の尚仁沢湧水や群馬の箱島湧水を思い起こします。
  このすのこの間より盛り上がるように湧き上がる清冽な湧水がぐんぐん出てきます。これがお湯だったらもっとすごいなと思うのは私だけではないでしょう。(しかし湯上がりにはこの冷たい飲み水は最高のごちそうでした)
  混浴大浴場から地下に降りていくとこの打瀬があります。ここも混浴です。私は以前交通事故に遭って以来、むち打ちの後遺症による肩こりがひどい時があり、この時はまじめに打瀬を利用したかったのですが、同じように妙齢のご婦人が利用を希望しており、さすがに気まずかったです。(混浴浴槽ならお互いに背を向けるなど視線のはずし方は心得ていますが、この狭さではなにもできません)
  でも結局お互い前を向いたままじっとしていることにして、ずっと一緒に打たれていました。

  














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