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鍋石温泉  ウェスパ椿山
  深浦町は深い森が続く山深い場所で山が終わると突然海へと落ち込んでいて平地がとても少ない地形です。背後には白神山地を望むこの場所には極上の塩鉄味の赤湯や強塩泉が湧きます。
  鍋石温泉はそんな深浦でもトップクラスの現代の秘湯です。鍋石とは源泉の名前で一般にはウェスパ椿山といった方がわかりやすいです。小さな施設ですが独特のシステムのドーム温泉は断崖絶壁の上に立ち、4月から10月の時期のみ完全解放されて底知れぬ開放感を味わうことが出来ます。一度は行ってみてください。



ウェスパ椿山
  駅から緩い坂を下ってくると一番突端にあまり温泉には見えないこの施設があります。中央の扉をくぐると券売機、500円入れてすぐ横の受付に渡し、そのまま脱衣所へ。
  脱衣所からはすでに扉が開放されていて、この景色がいきなり飛び込んできます。噂に違わない絶景です。これほどの落差と開放感は山梨のほったらかし温泉以来かも知れません。
  湯船は左右に分割され、右の源泉口のある湯船はかなり熱い湯が注がれています。
  こちらはびしっと熱い湯船。体がしゃきっとしますがやはり夏は適温で長湯が嬉しいですかね。
  こういう施設では日焼けが気になりますが、実に旨く色々配置されていて、洗い場も開放感は十分ながらちゃんと日影です。
  成分表です。見にくいですが泉質は含鉄ーナトリウムー塩化物強塩泉とありました。つまりみちのくや不老不死と同じ赤い温泉であるはずなのです。そういえば何かで濾過というか鉄分除去だけしていると聞いた気も・・・。
  ドームは右から左に向かって一枚一枚蛇腹式に閉まっていきます。
  下はこれまた見ているだけで飽きない実に美しい海岸です。水の色が濃紺からエメラルドグリーンまであり何とも言えません。
  これほどの展望温泉が地味にアルというのがなんとも言えません。実際この好き勝手な撮影大会を見てわかるとおり、当研究所少なくても一時間は貸し切りでした。ただ、この温泉、入り口の右側に実に充実した休憩スペースが備わりどうも無料のようでした。そこには数名人が居たので、どうも日差しが強すぎる昼下がりは休憩時間だったようです。それでもマイナーなことには違いないのですが。ずっとあるといいと思いました。













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