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黄金崎 不老不死温泉
  この温泉の名前を知らない温泉ファンはいまやいるのでしょうか?それほど海に面した海岸の露天風呂は有名で、爽快なものです。だいたい、秘湯という名前を冠していても、様々な理由からもはや秘湯とは言えない温泉があちこちにある中、この『黄金崎 不老不死温泉』だけはいつまで経ってもその秘湯感が失われない温泉です。学生時代に貧乏旅行をしている頃には、夜になると五能線の艫作駅にはどこからともなく人が集まってきて、車・バイク・チャリ・鉄と皆この駅で駅寝しました。そして、日が暮れると皆連れだって1qほど離れた不老不死温泉の露天に入浴しに行っていたのでした。
  ちなみに青森県には全く同じ字を使う「不老不死温泉」が津軽半島にもあるので(そちらも素晴らしい浴感の塩湯で「平舘 不老不死温泉」といいます。)、黄金崎という言葉は欠くことが出来ない枕詞のようなものになっています。
  この温泉は、口で、言葉で飾るのがむなしくなるようなロケーションにあります。とにかく温泉ファンならば一度は訪問してみることをお勧めします。その露天風呂のロケーションはオレンジの夕日色の湯と共に、大海原が迫り、「個性湯」「海」「空」が一つになって、旅人を打ちのめしてくれることでしょう。


  上:在りし日の不老不死温泉の露天。昔は混浴で遮る物は何もありませんでした。しかし・・・・。   下:現在の露天。女性も入りやすいようにとまず女性専用の湯舟を据え、その上で石垣とよしずで目隠しを厳重に施したように見受けます。まあ時代の流れなのでしょうが、景観的にはどちらがよいのか・・・・。
  上:こちらは本館の露天より。本館は断崖絶壁の上にあり、落差はかなりあります。女湯のガードはここに対してのものと思われます。
  上:現在の露天。右が女湯。左が男湯。   下:在りし日の入浴風景。
  現在の露天。魅力は何一つ失われていません。こちら独自源泉で、新館とここは同じ湯。本館は別源泉です。   湯は鉄分は言うまでもなく、強い塩味とぴりっと炭酸を感じる「ナトリウム・塩化物強塩泉」で、浸かっていても湯口から炭酸ガスを感じます。
  再びここに戻ってきた、温泉バカ。   下:左の背後にこちらも崖と新館を望みます。


  こちら露天の源泉。
  新館の内湯。露天と同じ湯です。こちらは露天はありません。また塩の入っていない、白湯もあります。


本館
  こちら本館の施設。朝から14時までに受付すれば、こちらも600円の同一料金内で利用出来ます。眺めはこちらの方が高さを感じるものです。

  左:本館は下黄金崎温泉を使っています。
  本館内湯。
  本館内湯。
  こちらの源泉はまず、塩味にまろみがなく、とにかく辛さがきついです。また炭酸分も全く感じません。逆により酸化せずにフレッシュなのか、若干透明度があり、オレンジのパウダースノー状の湯の花が沢山舞っていました。
  露天より内湯。



   下:本館露天より海岸露天。














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