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広田温泉 | ||
五所川原の市街地より国道101号を浪岡方面に進めば、簡単に広田温泉の看板が見つかることでしょう。本当に青森の温泉レベルは高く、自治体ごとに普通に存在する公衆浴場が他に類を見ない掛け流しぶりと、個性源泉を見せてくれます。 この広田温泉も浴室に入れば、その掛け流しぶりに目を見張る方が多いことでしょう。いくら青森のほとんどの温泉がレベルの高い掛け流しとはいえ、ここほどオーバーフローが美しい浴室はやはり限られるのです。加えて、美しいエメラルドグリーンの湯、しょっぱい塩湯、更に温泉バカを追い込む冷鉱泉浴槽と次々にKOパンチを繰り出してくる温泉なのです。 |
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本当に簡素な普通の作り。この中にあの浴室があろうとは・・・・、想像だに出来ません。 |
上:いかがでしょうか。この気前のいい源泉投入量と周囲に均等にオーバーフローする湯。浴槽の四辺すべてのふちどりの上・床を”さざなみ”立ってさわさわと洗っていきます。 | サイドにまわってみると湯は美しいエメラルドグリーンを呈していました。また均等にびしっと並んだシャワーまでもが美しく見えてしまいます。 |
いかがですか。湯はほんのわずかアブラ臭がする塩辛い湯で、浴感はすべすべするものでした。 | |
この滝のような源泉。本当はこの下で温泉バカしようと考えたのですが、あまり絵にならないと思いやめました。 | |
奧より、脱衣所。 |
なぜか徹頭徹尾完全にひとりぼっちでした。なぜ誰も来ないのでしょう。番台さんもいたし、ほったらかし温泉ではないのですが。 | 何度見ても美しい色の湯です。ここは多くの方に知って頂きたいですね。 |
そして冷鉱泉浴槽。一番奥側にあり、遠目には絶対ぬる湯浴槽だと思っていました。だってこの色ですよ。 |
ところが、ところが、ただ温度が低い(つまり同じ色でも湯温が下がったものが湧いている)だけではなく、恐らく違ったものだと思われました。 | この水はまず塩辛くありません。次に浸かっているだけではっきりと「卵臭」が関知出来るのです。もう完全にいわゆる「冷鉱泉」だと判断しました。 |