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小曲温泉
  五所川原周辺はどちらかというと鄙び、渋め、湯が濃いという感じの温泉が多く、又、公衆浴場よりは共同湯ないしは湯治宿的な温泉が多いのが特徴となっています。湯は麦茶色、夕日色など泉質は炭酸泉・鉄泉などです。
  小曲温泉は旧五所川原市の市内にある温泉です。しかしやや市街地からは外れていて、正直見つけにくくなっています。どちらかというと住所を頼りに住宅地域を探すような感じになります。住所は五所川原市小曲大字湯田となっています。JRの駅から国道101号で森田村方向を目指し、岩木川の橋を渡ったらすぐ右折という感じです。だいたい小曲の集落に付いたらそこで又聞いてみるのをお勧めします。(看板などはなく、また日帰り入浴も受けていないので地元の人も近所の人でないとわからないかも知れません)



  住宅街に普通の民家のように埋もれている湯治専用宿「秋田谷旅館(あきたやりょかん)」です。そもそもこの看板がなければ、ここが温泉というのもわからないかも知れません。一泊素泊まり3千円だそうです。
  泉質はナトリウム塩化物泉とありましたが、温度は冷泉のようでした。つまり沸かしています。ただ、冷泉の源泉はご覧のようにものすごい水圧で吹き出し、少々ぬるくなっても構わずオーバーフローをさせてしまいました。なめてみるとかなり塩辛く鉄味もしました。炭酸もかなり含まれているようで、湯の表面はコーラか何かのグラスの上を見ているように小さな泡が盛んにはじけてぱちぱち飛び散っていました。

      
  この湯船。本当に正当派、剛速球でストレート勝負の素晴らしい湯船です。右の源泉からは消防車の放水の様な源泉の投入があり、体を湯船に沈める度、ざぶりざぶりと湯があふれ、何とも言えない面もちになります。実に贅沢な湯の使い方をしてしまいました。こちら夏には最高のマッチングを見せます。適温で本当に気持ちいいです。当研究所の所員の方は間違いなくやられることでしょう。














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