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※この温泉は2010/04に新施設に建て替えられました。下記の施設は利用できません。

平舘湯ノ沢温泉
  津軽半島はある程度の年齢の方には石川さゆりさんの大ヒット曲「津軽海峡冬景色」より津軽半島をイメージされる方が多いと思いますが、個人的な感想で言えば実際“最果て感”は曲中にいかにそれっぽく歌われていても、やはり現地に立てば、津軽半島より下北半島の方が上なのではないでしょうか。そして、温泉的にも半島の付け根部分、金木町・稲垣村などに多く集まっていて先端部分に少なく、更に中央まで行っても日本海側の車力村や中里町に多くなっていてやはり下北半島のようにまんべんなくある・・・とはいかないようです。では津軽半島は日本海側だけまわればいいのかというとさにあらず、津軽半島で当研究所一押しの湯は陸奥湾側の平舘村にあり、やはり温泉行脚は半島全体に渡って巡ることをおすすめします。
  平舘湯ノ沢温泉は公共の温泉施設です。青森は福祉施設や老人介護施設など村営や町営以外の公共温泉が多いことも一つの特徴となっています。また、あえてこの温泉に地名の「平舘」を冠しているのは青森県にはあまりにも有名な湯治宿が集まる“湯ノ沢温泉郷”が碇ヶ関村にあり、そこと混同しないためなのではないかと推測します。
  平舘湯ノ沢温泉は当研究所が津軽半島では最もお勧めしたい温泉です。隠し湯的な知名度の無さ加減からくるサプライズ(名湯発見の喜び)、下北半島の強食塩泉軍団とも十分に勝負できる濃〜いしょっぱい湯がかけ流され、何をとっても当研究所のスタンダード以上の物を持っている温泉です。竜飛岬までおいでの際には青函トンネルの観光もかねて陸奥湾沿いにもおいでになり、ぜひこの温泉に浸かってください。



  こちらかなり変わった名前の公共温泉でした。いわく「平舘村高齢者生産センター内 根岸温泉」とありました。
  なんか公共の温泉らしいこの場にはそぐわない豪華さの石の彫り物がありました。
           

   下:  画像の湯船はユニークな左右非対称の扇形をしていました。湯はやや黄味がかったもので塩分が強いせいかかなりぬるぬるしていました。












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