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みちのく温泉
  三八上北は青森では最も安価な温泉がそろう場所ではないでしょうか。概ね青森では温泉料金のイメージというと「300円台」を思い浮かべますが、この地域に関しては「200円台」が随分目立ちます。また、麦茶色、コーラ色、紅茶色などモール泉系の湯が多いのも特徴です。
  三八上北地方にあって十和田市はどちらかというと十和田湖の名前に引きずられ、やや観光に傾いた印象を持たれます。(実際には十和田湖は十和田市ではなくお隣の十和田湖町にある湖なのですが、更に広い面積を有する十和田湖町の中でも十和田湖はぎりぎり秋田県寄りにあり十和田市からはかなり離れているのですが。)
  みちのく温泉は、そんな十和田湖のJR東北本線(新幹線)側からの入り口の町十和田市にあって、私鉄の十和田観光電鉄などが走る鄙びた町の温泉です。この町中にはいくつかの温泉があり、やはり青森らしく普通の銭湯や公衆浴場でありながら、贅沢な掛け流しとなっています。とくにとわだ温泉と比べるとこちらはかなりおしゃれというか豪華さ、上質感があり、同じような値段で、どちらを好みとするかはもうその人任せです。(ただ、当研究所でもなじめる範囲の豪華さですが)



  みちのく温泉は十和田観光電鉄の駅から歩いていけるほどの場所にあり、だいたい東三番町と二番町の境辺りで、新渡戸記念館のそばです。
  広く明るい浴室はいろいろな装飾が施されており、特にミロのビーナスのような像にバラがかけてあるのが何とも言えないあじを出していました。湯船の湯は三段階で温度が変わっており、好きな温度に長湯出来ます。一番上手の湯船でも熱湯好きだとちょっともの足りないくらいの温度になっていて、逆に気持ちよく過ごせます。
  こちらは弱食塩泉・46度とありました。温度を変えた湯船を複数用意するのはとても良いと思います。











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