八甲温泉
  三八上北は青森では最も安価な温泉がそろう場所ではないでしょうか。概ね青森では温泉料金のイメージというと「300円台」を思い浮かべますが、この地域に関しては「200円台」が随分目立ちます。また、麦茶色、コーラ色、紅茶色などモール泉系の湯が多いのも特徴です。
  三八上北の名前の半分を占める「上北町」はこの界隈の温泉の一番の特徴である麦茶色、もしくはもっと濃い「黒湯」的な湯が一番集中しているエリアです。どちらかというと鄙びている物より、立派系の公衆浴場か、宿泊も出来る旅館に付属した公衆浴場が多いです。
  八甲温泉は、玉勝温泉や松の湯と比べて線路の反対側、つまり小川原湖側にあります。県道8号沿いに目立つ看板が立っており、県道219号と合流する角に位置しています。この温泉の湯はこの界隈でも一番色が濃く、黒湯の部類に属します。また、目立つ看板には一泊2食4300円の文字が踊り、この現代の経済情勢からは超越したにおいが漂ってきます。



  県道沿いに建つ八甲温泉。左の赤字に注目。
  ここも単純泉とありました。
  しかし、この湯の黒さ、オマケに鉄分が多いのか、洗い場が変色しています。かなりいろいろな成分が混じっていると思うのですが。











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