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秋元温泉
  そして最奧の秋元温泉です。こちらの温泉も前の2つに全く劣らない魅力を持つ温泉で、「ガツン湯」が苦手な方はきっと3軒はしごは難しいでしょうから、リストにも書きましたが、最初どこにはいるかお悩み下さいませ。
  この温泉は「食塩硫化水素泉」とありました。つまり含硫黄ナトリウム塩化物泉とうことで、要はなりやさんの「第二浴場」と同じ泉質の湯が注がれているはずなのです。ところがところが、見た目がまるで違うのです、ここのお湯は。そう、なりやさんが光の加減などにより若干緑を帯びている時もある、でも普通は「白濁泉」というのに対して、こちらは硫黄泉のもう一方の雄、「エメラルドグリーン」の深い深い緑色なのです。こちらのエメラルドグリーンはクリアーグリーンではなく、緑濁泉です。しかし、ただ透明度がないだけでその純粋なまでの緑色は、例えば妙見和気の湯などのような若干白が混じった物ではなく、暗さを伴わない混じりっけなしのグリーンです。とにかくこちらの湯も前の2つと同じく必見なのです。
  浴室は3種類有り、「混浴大浴場」「男湯」「女湯」となっています。どうも大浴場は最近作り直したのかな?というような近代的な温泉利用設備なども設置してあり、湯治宿というより、和風旅館といった趣が合うような感じですが、それにしてもこの現代にわざわざ新築して「混浴の大浴場」を作ったのでしょうか?恐れ入ります。すごいポリシーだと思います。またそれを普通に受け入れられる青森のいや東北の土壌に改めて湯治文化の大先輩としての畏敬の念を感じずにおれません。3つの浴室には全く同じ源泉が注がれていますが、当研究所は・・・・ぷぷぷ・・・、大浴場ではなく、2〜3人しか入れない男性浴場のちい風呂にやられてしまったのです。嗚呼、温泉バカは正しい評価を下せない。(普通は混浴大浴場を評価しますので誤解の無きように)


  正に最奧にふさわしい深山幽谷というイメージの秋元温泉です。
  この看板の新しさが最近立て直したのかな?と思わせました。
  左・下:いかがですか。秋元温泉のエメラルドグリーンは? 透明度がないとどうしてもモスグリーンという色で表すのがふさわしくなってしまいますが、この温泉は正に「緑」です。
  う〜ん。美しい。何回見てもいいです。   浴室は硫黄の香りに包まれています。
  このグリーンは記憶をたどると若干透明度に違いが有りますが川渡の共同湯に似ているような気がします。   洗い場は正にトドってくれと言わんばかりのオール木製。肌触りが優しく、体にひんやりとした印象がありません。


  そして男湯。この隠れ家のような狭い浴場の方が好きなのですから困ったもんです(爆)。










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