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花咲温泉
  青森県は旧国名を主に『津軽』と『南部』と言いました。概ねですが左半分が『津軽』藩だった訳です。その津軽の中心がここ弘前市で、県庁所在地でこそありませんが、やはり全国的にも有名な名所・弘前城があり、その周辺に様々なお役所も点在し、県内でも中心都市(大きな町)の1つであるという印象は嫌がおうにも高まります。そんな大都市としての顔を持つ弘前市ですがコアな温泉ファン以外には青森でも有数の温泉密集エリアだと言うことは意外に知られていません。弘前を中心とし周囲を囲む、平賀・黒石・岩木町・常盤村などなど車を走らせれば温泉に行き当たるこの地域に温泉ファンならば嬉しい悲鳴が上がるに違いありません。
  花咲温泉は国道7号に面しています。外観は全く普通の温泉ですが、湯の個性、贅沢な使い方など当研究所は弘前では一押しの場所です。
  最初浴室に入ると麦茶色のクリアーな湯がざばざばと掛け流されている大きな変形浴槽が目に入ります。同時にかなりはっきりとしたアブラ臭が鼻をくすぐります。湯は大浴槽の方はジャグジーでかき回されているので四角い小さい湯船の方が落ち着いて入れます。しかし、湯温が比較的高かったので長居できず、私は青森県公衆浴場巡りでのお約束の水風呂を探しました。そして出会ったのです。第二の温泉に。こちらの水風呂にはアビルマンファンなら泣いて喜ぶ『卵臭ぷんぷんのツルスベ泉』が注がれていました。推定ですが水温は35度は少なくてもあると思います。浴室内がかなりむっとして温度が高いのでむしろぬる湯のこちらの方が温泉としてしっくり来ていました。もちろん滞在時間のほとんどをこちらで過ごしたのは言うまでもありません。(しかし、サウナの人は物足りないだろうな〜。冷たい水も欲しいと思う。うんうん。) 湯船のこぢんまりさ加減といい、泉質といい、長湯できるぬる湯であることといい、当研究所の所員の方ならば一発でやられる物だと思います。




花咲温泉
  弘前市郊外、大通り沿いにある花咲温泉です。こちらは湯もさることながら、食事も充実してそうな印象で、食事付き休憩プランはかなりいい印象でした。(中に全メニューの画像が貼ってあります。安くておいしそうでした。)
  そして大浴槽。この湯だけでもレベル高いのですが。ただジャグジーだけは頂けません。


  下:湯はやはり動いていない方が良いです。このちいぶろの方が落ち着きます。
  そして真打ち、硫黄泉。水風呂と書いてありましたが、間違いなく『単純硫黄泉』に属するものだとおもいます。湯のエメラルドグリーン色は鹿児島の吹き上げ温泉に、温度的には熊本の奴留湯に似ています。   このように美しいオーバーフロー画像が写せます。奧の蛇口は自分でひねり、調節は自在です。湯の色、縁取りの岩のなめらかな美しさ、オーバーフローする湯の渓流のような涼しげな画、う〜ん、もう一度浸かりたい。








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