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石川温泉
  国道7号で道の駅弘前に到着する寸前、県道260号線が左に分岐します。更にその先、弘南鉄道の石川駅を過ぎ、JR石川駅付近で左にアップルロードが分岐します(広域農道の通称です)。この弘南鉄道沿いのルートには弘前市の温泉郡の中でも群を抜く大物がそろっています。
  石川温泉はそのスタート地点にある極上湯で、丁度弘南鉄道の石川駅とJRの石川駅の中間地点付近の進行右側に有ります。(県道沿いではなく右折して若干入っていきます)。
  この石川温泉は本当に浴室にいるだけで自然と顔がほころび、にやにやしてきてしまう極上の温泉です。初めて青森に来て、ここに浸かったら、もう青森からは逃げられないでしょう。石川温泉の外観はまるっきり地域の公民館か集会所で、全く温泉には見えません。内部は地元の方でごった返しており、受付の向かって右側が浴室、左側が休憩所で、この日は何かイベントがあるのか、大皿料理を持った方が右往左往しており、館内にはびっくりするほどの方が居るのに、浴室にはほとんど人がいないという、何とも青森らしい光景が展開されていました。
  話を戻してまず浴室。扉オープンと同時にかる〜く卵臭。でも湯の香りより何より、その湯舟と溢れる湯のコントラスト、これにやられます。奧まで足を進めるとこれまた仮設の共同湯かはたまたジモに近いような朽ちかけた鉄管から湯がじゃんじゃん注がれています。湯は湯口でやはり軽く卵臭、舌に炭酸を感じ、甘味鉄味もします。成分表にはナトリウム塩化物泉と有りましたが、字面以上に濃く感じました。そのままのんびり浸かり続けているとだんだんあわあわが舌に感じるだけでなく、体にも細かな気泡となって表われてきます。手や体をこするとぬるぬるしました。安楽や妙見の湯をクリアーにしたような湯ですが卵臭を感じるのは温泉ファンにとっては嬉しい所です。湯がつぎつぎオーバーフローしていくのは見ていて飽きません。お勧め。


  一見した限りでは温泉には見えない建物でした。
  でもジモのような看板でも温泉の字を見つけて一安心。
  成分表は休憩スペースにこれ見よがしの巨大さで掲示してあります。


  下:美しき浴槽。湯がすれすれです。
  ちょっと待ったら完全貸し切りに!   こんな大きな浴場で三脚たてて撮影会開始です。
  妙見・秀水湯を思い出す温泉でした。   飲泉すると体の内と外からぽっかぽか。
  今浸かっている浴槽の方が温度が高く、あまり長湯には向かないのですが、どうしても源泉投入に引かれて行ってしまいます。   少し深めの浴槽でそれが一層湯の多さを実感させました。


おまけ   お茶の水
  こちらは実は場所をかけません。とある山中にあるわき水です。某温泉を探索中偶然見つけました。しかし、なんだってこんなへんぴなところにこんな観光名所がアルのでしょう。なんと言っても自治体が全くアピールしていないようでした。水は冷たくおいしいです。
  正直この小屋が見えた時、湯小屋だと信じ込み、小躍りしそうになりました。しかし湧水を飲むための休憩所のようです。
  豊富な水がざんざん流されていました。








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