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六ヶ所村の温泉
  下北半島は黄金の温泉密集地域となっています。有名な奥薬研温泉のかっぱの湯から全く知名度のない石神温泉や湯野川温泉などまで様々あります。
  六ヶ所村は下北の付け根に位置し、人によっては下北のカテゴリーには含めない人もいますが、当研究所はあそこは周囲の景色からしても下北半島と考えるべきと思っています。強い風にさらされることが多い牧草地や未開拓地には背の低い草が茂り、下北というか北海道のような様相を見せており、それこそが本州最北の地にふさわしいと考えています。
  この六ヶ所村には当研究所が取り上げるべき温泉が2つあります。六カ所温泉と老人福祉センター内にある平沼温泉です。このうち、六カ所温泉は日本で最も深い掘削深度からくみ上げる温泉として知名度が高く、湯も良い上に施設も当研究所好みの場所だったのですが、残念ながら源泉くみ上げ施設の不調により無期限休業中の上、再開のめどはたたないそうです。
  一方の平沼温泉は老人福祉センターにひかれているお湯にしては“濃すぎるのでは?”という「濃〜い」温泉です。夕日色のオレンジの湯はなめれば激塩辛あじで、あったまりの湯としてつとに有名です。


※六カ所温泉は平成21年8月現在無期限休業中です。

温泉
平沼温泉
六ヶ所村
老人福祉センター
  こちら公営の温泉ですが、コンクリートの建物とはいえ、鄙び系に入れても良いかも知れません。国道338と394が交わる辺り、田面木沼に面してこの温泉は建っています。湯は成分表にはナトリウム・塩化物泉とありましたが、成分表以上に湯は濃く感じられ、金気がすごく、しょっぱい、下北の強食塩軍団の一角を占める温泉でもあります。色はやや黄みがかった茶色です。ここは別名『平沼温泉』とも呼ばれます。
六ヶ所温泉   実は日本一の温泉。何がって掘削深度がなんと2714bと日本一深いところから湧く温泉なんだそうです。その湯は甘じょっぱいでも塩辛さが強いちょっと炭酸も感じる緑もちょっと混じった灰色の湯で安楽温泉を思い出します。原発を視界に入れる高台に建ち、周囲は異様な雰囲気です。


平沼温泉
  まず結構立派な施設のはずなのに床が湯にやられてしまっています。
  こ〜い湯が掛け流し。
  汗が噴き出て止まらなくなる湯です。


六ヶ所温泉
 原発を見晴らす温泉もアル意味では珍しいかも知れません。Pはものすごく広く、コンクリートで止めやすいです。
  そしてこのロゴ。よく日本一高所とか日本一という言葉を使っている温泉を見ますが、基準が曖昧で一番なのに複数あるようにも感じますが、このキャッチフレーズはここ以外で見たことはありません。
  ここも源泉はこんな名前でした。「おざめ」と読むのでしょうか。しかし、強塩泉は強力です。
  内湯です。金気のすごさが床の変色からわかります。塩辛さも含めてとにかく味が濃い温泉でした。
  露天です。まだ溜まる前に入れて頂いたので右に湯口が見えています。本当は水没し、オーバーフローするタイプの温泉です。
  むふふ。なぜか誰も来ません。一人で30分ほど撮影会をしていましたが、そろそろゆっくり湯を楽しむことといたしましょう。   この素晴らしいお風呂、ぜひ一度ご体験下さい。



















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