温泉文化研究所(HOME) 》  青森県県別リスト 》  むつ矢立温泉

















むつ矢立温泉
  下北半島は黄金の温泉密集地域となっています。有名な奥薬研温泉のかっぱの湯から全く知名度のない石神温泉や湯野川温泉などまで様々あります。
  むつ矢立温泉は下北最大の都市むつ市にある“むつ市民のお風呂”といった印象の浴場です。ひっきりなしに車が訪れ宿泊のお客さんと共に日帰り入浴の人がとぎれる感が全くないのです。
  それもそのはず、あの値段であの営業時間の利用しやすさであの掛け流し温泉がわずか車で5分かからない場所で楽しめるのですから、みんなおなじみさんになってしまうはずです。
  湯船は比較的大きく、そこにやや黄味がかった、でも灰色のようなしょっぱくて鉄味の湯が掛け流されています。湯船の温度はかなり高温に保たれており、最初は体を硬直させて身動きせずにはいることになります。ちょっとでも体を動かそうものなら、電気がビリリと走ることでしょう。まるで、濃い白濁の硫黄泉のようなガツン湯です。またこの温泉では、そんな湯の特徴を理解し、湯船でがんばりすぎないようにトド専用の木の枕を用意してあり、トドを推奨しているようにも感じられます。多くの方が洗い場と湯船の丁度中間くらいにある緩衝地帯(実際にはそんな物ないのですが)っぽい場所でごろごろしています。汗が噴き出して止まらなくなる「とっても効く」温泉です。


  こちら宿泊もやっており、一泊二食6千円前後だったと記憶しています。宿泊の様々な職種の方と日帰りの地元の仕事帰りの方でごった返しています。


  左:おもしろい泉質です。こんな名前初めてみました。
 洗い場を避けて、木の縁と並行になるように沿うようにしてトドります。 円柱から湯が。
  湯船はそこそこ深く(というか中途半端)もう少し浅いとあごが出るのにと思いました。   浴室内自体がサウナとまではいきませんが暖まっており、特にオーバーフローの湯が体に触れなくてもトドは気持ちよくできます。



















温文研ホームへ 県別リストへ


inserted by FC2 system