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前田観光   桜温泉
  県道3号を西進すると旧岩木町の役場を過ぎた辺りで「桜温泉」の案内が妙に目立つようになります。以前からここに温泉があるのを知っていましたが、どうしてもその先の嶽や湯の段温泉などが気になり、ここはスルーしていました。しかしここは周囲の温泉地のどこと比べても遜色のない極上のお勧め温泉であることが訪問後分かりました。
  こちらの温泉は前田観光という観光バスなどを扱っている会社が運営されています。中は比較的大きめな食事どころや休憩所があり、どうもおじいやおばあの団体がバスで集団で来て、日帰りの食事付き休憩を主にしているようでした。従って中はフロントも対応に追われ、がやがやと騒がしいだけでなく、何となく全体に落ち着きのない雰囲気になっていました。しかし、そんな雰囲気は浴室に一歩入ったら完全に忘却の彼方となりました。
  浴室は扉を開けた瞬間からかすかなアブラ臭を放っています。よく見るとふんだんにヒノキか何かの木材が使用されていて、その香りも一役買っていると思われます。全体に旅館の浴場らしくちょっとお金のかかった造りになっていますが、湯はざんざん注がれていて、目にも気持ちよさそうです。湯口からの湯を見ると泡立っているのでかなり塩分が濃いのかなと思い、まず源泉口に行くと予想通りすごいしょっぱさです。加えて、体にずしんと来る浴感、温度も若干高めでまず内湯のあつ・ぬるを軽く試し、最初から視界に入っていた露店に行ってみました。この露天がまたいい感じで、体を沈めると「ざざ〜」とオーバーフローします。湯は内湯と同じ物でした。更に更に同じく入ったときから気になっていた「ちいぶろ」へ。残念ながら普通の水のようですが、実にいい感じの浴槽が水風呂になっています。これら全てで温泉バカとなり、この浴場を堪能しました。


  Pは浴場棟前にかなり広くとってあります。ここからも岩木山が眺められます。

  浴室は眺望はききません。奧に露天が見えています。
  上:ふちどりの木が肌触り抜群でどうしてもこの上に座りたくなります。   露天。これはやられました。とにかく気持ちいいのです。
  内湯からはこんな感じです。
  湯はよくよく見ると薄い黄色です。
  どちらがあつでぬるだか忘れてしまいました。
  全体に木の使い方が上手です。350円の浴場とは思えません。
  水風呂。何ともそそります。
  上:オーバーフローくっきり。何度も何度も繰り返してしまいました。贅沢です。   下:やっちゃいました。水風呂で画像撮ってるとかなり珍しがられます。まあそうでしょうねえ。












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