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※安部城温泉は1つの記録として公開しております。現在
温泉施設は撤去され、現地は更地となっていて入浴はできません。




安部城温泉
 下北半島は【黄金の温泉】密集地域となっています。有名な“奥薬研温泉”の“かっぱの湯”から知名度の低い“石神温泉”や“湯野川温泉”などまで様々あります。
 安部城温泉はそんな【黄金の温泉】の中でもぴかいちの、「燦然と輝くエジプト文明」みたいな温泉でした。実際全国の共同湯でベスト10を選んだとして、その中に入ってもおかしくないほどの「鄙び」「湯量」「風情」「ロケーション」などを誇っていました。
 ところが平成15年の年末から16年の始めにかけての時期だったでしょうか、突然行政から「入浴不適」との指導を受け、厳冬の下北半島の中で誰にも知られず跡形もなく撤去されるという憂き目にあってしまいました。
 廃止温泉として当研究所のカテゴリーに納めるのはあまりに惜しいので、普通に温泉リストに加えたいと思います。


この温泉は現在入浴できません。撤去され、更地となっています。
  2つ上:こちら側が正面です。裏に回るとこの上の画像となります。この左の画像の場所から奥に進むと2つ上の画像が目に入ってくる感じでした。周囲はあたかも北海道の未開地のような雰囲気さえ漂う下北の奥地です。
 この温泉の湯量を物語る一つの手がかり。これはオーバーフローが洗い場を伝って落ちている所です。
  入ってすぐの脱衣所。無料でした。中には一グループごとに貸しきりで使って下さいとの旨があり、使用時間は15分以内を目安にともありました。これは週末には行列ができるほど知名度が上がってしまった為らしいです。当研究所は平日に訪問したため、1時間ほど奥さんと二人で浸かりました。
  脱衣所を過ぎると眼下に湯船と轟音をたてる湯口が目に入ります。この湯量。『洗い場が川』になっているとはこの様な状態のことを言うのです。
  私が良く好む画像に湯船からのオーバーフローを写しこむものがあります。意外にタイミングがとりづらく難しい物なのですが、ここではそんな心配はいりません。常に溢れっぱなしですから。   私の顔の大きさと湯口の鉄管の太さを比べてみて下さい。いかに巨大な水量が注ぎ込まれているか推測できようものです。洗い場はそれなりに広く、トドに良し、体を洗うのも楽でした。


その後・・・・
  現地の知り合いの方に撮影して頂いた本当に貴重な厳冬期の2月の安部城の撤去直後の画像です。   この場所を知っている方にはあまりにも痛々しい現状です。(平成16年2月)


更にその後・・・・
  現地の知り合いの方に撮影して頂いた平成16年2月の画像より毎年夏に復活していないか確認に行っておりましたが、最終的に画像右にうつっている源泉そのものが撤去されていました。これで安部城温泉は完全に消滅したことになります。   この場所を知っている方でさえも以前の画像と比べてみないとどこがどうなったのかよくわからないほど変わり果てていて、しばし茫然と立ちすくんでしまいました。信じられないと思いますが同じ場所です。源泉の垂れ流しも無くなりました。(平成17年8月)



















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