※追加情報   隠しカッパの湯(別名桜の湯・龍神の湯)は残念ながら2011/03をもって解体されたようです。もう利用できません。公的機関からの最後通牒により、決定したそうです。(報道で見ました)


※かっぱの湯と隠しカッパの湯(別名桜の湯・龍神の湯)は現在(2010.04))利用できません。公的機関からの最後通牒により、目隠しやその他の公衆浴場法の条件に合致する施設が追加されない限り再開はないとのこと。地元の見通しではかっぱの湯は積極的な再開を望む声があるそうですが、隠しかっぱはこのまま廃止される可能性が濃厚だそうです。


奥薬研温泉
  下北半島は黄金の温泉密集地域となっています。有名な奥薬研温泉のかっぱの湯から全く知名度のない石神温泉や湯野川温泉などまで様々あります。
  奥薬研温泉は大分の天瀬温泉と並ぶ、渓流沿いの共同露天の宝庫です。周囲は原生林に囲まれた山深い場所で、ほんとに河童が出るんじゃないかと思うくらいの自然の密度を保っている渓谷沿いに個性ある3つの露天があります。
  私的なことですが、この温泉は私が18才の時に旅を始めて、その1年後の19歳の初夏に初めて自力で訪問した温泉であり、思い出深き温泉です。(初入浴がここかい!)そういった理由も手伝って、ここには一層の思い入れがあります。なお、車中泊の方はここから2qの薬研温泉のPにおいて、トイレつきの怖いくらい静かで快適な車中泊をすることができます。温泉も隠しかっぱに24H入れますので無敵です。



共同露天
かっぱの湯   むか〜しからここ奥薬研にある、私が20年前に初入浴した思い出の無料露天。当時は今ほど手入れが頻繁ではなく、湯底はほったらかし温泉らしく苔でつるつるで入浴は本当に怖かったものです。まだ国鉄大畑線が健在で、むつから大畑まで東北ワイド周遊券で無料、温泉までは下北バスなのですがそこは有料で980円、学生にとってはいくら温泉が無料でもバス代が往復2千円はきつく、更にダイヤが不便で朝9時着で帰りが15時。温泉には何時間浸かっていたのか覚えていませんが、少なくても2〜3時間は湯にいて、更に薬研渓谷の遊歩道も全部歩いて散策した記憶があります。

    
※かっぱの湯は管理上の問題から入浴時間
     が7時〜日没までに変更されました。


夫婦かっぱの湯   新興の共同湯。町営でレストハウスに併設され、更にレストハウスは公園に併設されている。以前はすごい立派なPにトイレも売店も食堂も付いたレストハウスに人も常駐して尚、温泉入浴は無料だったが、さすがに有料化されました。今200円。ただ、名前(夫婦)の通りここ奥薬研で男女別なのはここだけなので、女性はここの利用が便利かと思います。
隠しかっぱの湯   少しずつ知名度が出てじわじわ有名になってきた無料の温泉。いろいろな名前があり、『さくらの湯』『中薬研温泉』『龍神の湯』とも呼ばれます。廃業した旅館の源泉を使用していると噂を聞きましたが、管理(清掃)されている(正確には管理は国土交通省)おとうさんは『とにかく湯がもったいないから役所に目をつぶってもらっている』と言われていました。基本的に今でもあまり有名になるのも困る面があると言うことでした。設備が最低限なのも許可が出ないからなのだそうです。


かっぱの湯
  懐かしき20年前のかっぱの湯。なぜ入浴写真ではないかというと、タイマーであわてて湯船にはいると本当に滑って危険だからです。(緑は全部苔)
  そして現代のかっぱの湯。あまり記憶はないのですが、画像を見る限りは、石垣の分高くなり、更に奧に広がったように見えます。
  全景。橋の上より。
  脱衣所も男女兼用。混浴です。


夫婦かっぱの湯
  正しくは修景公園レストハウスと言う名前だったと思います。正面はレストランです。
  そしてこの旅館と見まがう大露天風呂がたった200円。青森県は良いところ。

  これはむろん男湯です。
  正面の石垣の裏が女湯です。
  このように美しい渓流を望みます。




隠しかっぱの湯
  奥薬研と薬研の丁度中程の車道下にこの美しくも風景にとけ込む露天、隠しかっぱの湯が見えます。
  この素晴らしいお風呂を管理してるおとうさんと2時間ほど一緒に時を過ごしました。
  湯は意外なほど高温で長湯できません。あがったり入ったりを繰り返しますが、この日はあまりいませんでしたが、アブはいないのでしょうか。
  下の段に野趣溢れるかっぱの湯タイプの露天が別にあります。
  今私が入っている湯船は美しいタイルの装飾が施され共同湯ファンならば心動かされない方はいないであろうみごとな浴槽です。
   これら全てを自腹で整備し、管理され、清掃されている方に感謝の念を惜しみません。
  源泉です。勢いよく湧いています。


再訪しました。(2005年8月)
   嬉しくも何も変わっていませんでした。同じ下北でも安部城温泉は完全に消滅してしまっていましたので、なんだかほっとしました。
  さすが元は宿泊施設の湯船だっただけあって、タイルの美しさが何とも言えません。
  相変わらずものすごくつるつる滑る木の板もそのままです。(これ本当に危険です。初めての方はご注意を)
  気持ちいいデス〜〜。


  しかしやはりいました。天敵『あぶ』です。
  前回はたまたま運が良かっただけのようでした。






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