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桑畑温泉
 下北半島は黄金の温泉密集地域となっています。有名な奥薬研温泉のかっぱの湯から全く知名度のない石神温泉や湯野川温泉などまで様々あります。
 桑畑温泉はそんな下北の中では後発の新興温泉の一つです。風間浦村の公営温泉としてスタートした桑畑温泉は源泉掘削時代に多くの温泉ファンの方が訪れ、その垂れ流される源泉の硫黄の濃い香りに評判を呼び、以前から大きな期待が注がれていました。
 しかし、結果的には基本的に半循環の温泉となり、源泉の濃さももう一つ失われている気がします。この県はライバル達がものすごく強力な施設なので地元的には今後このような施設が人気なのか、やはり温泉は掛け流しで「循環濾過」など湯に加工していないものが1番という審判が下されるのか、興味深いところです。ただ、料金的に手頃な上、硫黄泉で設備の整った温泉は下北でここだけであるのは間違いありません。
 ※オープン当初は休憩所のようになっていた「内湯の外側スペース」ですが、「どう考えても露天風呂を作るはずだったのが予算が足りなくて間に合わなかった」と当研究所予想しておりましたが、「予算云々の話」はともかく、予想通りそのスペースは露天風呂用に確保されていたようで平成20年現在「絶景の露天風呂施設」が追加されました。元々高台の見晴らしの良いところにあったので、それはすばらしい景色が見えることでしょう。


  海岸線を走る国道より急坂を上がってここまで来ます。Pは大きいですが、ここまでのアプローチの道はやや細くまたカーブもきついです。大型車はご注意を。
  いかにも最近できた温泉らしく実にきれいです。
  浴室から外に出られるようになっていたので、てっきり露天もあると思いきや外に出られるだけでした。高台にあるのでテラスから津軽海峡が見晴らせます。
  こんな感じです。


  下:この美しい湯の色。きちんと源泉そのままに入ってみたいものです。口に含むとやや薄められている感もあり、またこの手の泉質にはあまりない苦みを感じます。消毒薬なのか、天然成分なのか判別が付きませんでした。








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