乳頭温泉郷・鶴の湯
  乳頭温泉郷には6つの温泉があり、どれも鄙びた温泉でありながら、有名な秘湯でもありました。どの温泉もそれぞれに魅力的なのですが、鶴の湯と孫六には足下自噴泉の浴槽があります。
  鶴の湯は今では本当に有名になりました。混雑する日には肝心の足下自噴泉浴槽は混浴なので女性は入浴が難しいかもしれません。(お湯が真っ白なので一旦入ってしまえば視線も気になりませんし、後はあがる時に気を使えばいいだけなのですが)。しかし、こんな遠くまで来れば、例え日帰り入浴であっても丸1日いる方も多いでしょうし、湯船は女性専用の露天や内湯のシブイ感じの湯小屋までいろいろな選択肢がありますので、あちこち入浴しながら、混浴露天の混雑具合を見計らって試すのも一興です。
  足下自噴している混浴露天は様々な温泉雑誌やテレビに出ている大変有名なものですが、例えどんなに見慣れたものであっても、湯の白さ、周囲のロケーション、時折あがって来る自噴泉の様子、硫黄の香り、などなどこの温泉の魅力は尽きず、”良いものは良い”と自信を持って言える名湯中の名湯です。


  鶴の湯へは林道を通っていきます。この温泉の途中には実においしい湧水が出ており、温泉へ行く前にペットボトルなどに詰めていけば、温泉での水分補給が楽しいです。   下の画像の汲み口まで上の看板のところから、徒歩1〜2分です。深山幽谷を駆け巡って地表に現れた湧水は非常に清冽で、澄みきっています。




  これまた多くの雑誌に載っている鶴の湯の正面。このアングルからの画像は夕方も絵になり、ライトアップされた状態が美しいです。   正面の門を入るとこのように左右に宿泊棟が並びます。左の棟の奥がフロントでそこで料金を払います。
  フロント入り口。ここにも湧水が利用されています。冷たく冷やしたジュースやビールを売っています。   下:フロントを過ぎると、敷地内を流れる渓流に出ます。橋を渡った対岸に、川に沿って浴場が並んでいます。画像の黒い建物は内湯、左の奥が女性露天、右が混浴露天です。
  上:橋の上から上流と下流。上流は宿泊棟つながる渡り廊下が見えます。下流は左に足下自噴浴槽が見えます。その奥の黒い湯小屋も浴舎です。   下:足下自噴浴槽。これこそ鶴の湯の代名詞的存在のお風呂です。はえたたきは・・・・アブ対策なのはお分かりですね。
  白い、本当に白い湯です。なんだかんだこれだけしっかりと白濁した湯は実は珍しいものです。ところが残念なことにこの日は紫外線ばかりが強いはな曇りの日で、とにかく画像が白とびしていました。青空が広がる秋晴れの日に再訪したいものです。   内湯浴槽のひとつ。かなりの数がありました。ところがこれでも日帰り客専用の物ばかりで、宿泊するとこの他にも湯船があるそうです。特に宿泊専用の露天にはいいものがあるらしいです。
  上:この湯船は硫黄泉のひとつの個性である青白いものでした。全部数えたわけではないのですが、独自源泉は3〜4あったように記憶しています。   した:また別の湯船。こういった複数の湯船をはしごしながら、露天がすくのを待ちます。

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