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神乃湯温泉
  秋田県・にかほ市(仁賀保町が合併してできました)。この自治体を聞いて県内のどこか分かる人はきっと相当な秋田通です。私も神乃湯(かみのゆ)温泉がここにあると聞いて初めてマップ上でどこにあるのか知りました。仁賀保町は前述の象潟町更にお隣の金浦町と合併して「にかほ市」という自治体となりました。元々は海沿いよりも大きく鳥海山方面に面積が延びているおもしろい形をしていましたが、今回の合併によりかなり大きな自治体となりました。
  このにかほ市仁賀保町の駅近くの平沢海水浴場には「路地裏温泉の鏡」のような「かみのゆ公衆浴場」が本当にひっそりと立っています。ここも激お勧めですので当研究所の所員の方はロスト無きようご計画下さい。


  こちら駅からはとにかく海に出てください。平沢海水浴場付近を走ると「潮乃家」という食堂があります。この真裏がこの画像です。
  当研究所的には完璧に共同湯と言いたくなる佇まいですが、こちらかみのゆは銭湯料金の完璧な公衆浴場です。
  初訪問時、なんとなく嫌な感じがします。営業のにおいがしません・・・・・・。
  うわ〜〜、東京から這々の体で到着すれば、これです。なんという運のなさ、しかし・・・・・。日程をやりくりすれば、なんとか帰りにもう一度これそうです。割り切って次に行くことに。
  そして、男鹿温泉などを巡り、再訪しました。

  今度はきちんと営業中。


  このかみのゆの最大の特徴はこの個性湯です。360円の公衆浴場で純然たる銭湯組合加入の施設でこの湯、心うきうきします。
  入り口に「浴場は日替わりです」の旨掲示がありましたが、どうもサイトで紹介されているのはこの湯舟ばかりです。もう一つの方に当たれば、「ヒノキの浴槽」「露天風呂」「座湯」などがあるそうです。
  どこをとってもモール泉のようなクリアブラウンの湯です。ちなみにカランからも全てこの湯が出てきます。中にいるととても公衆浴場とは思えません。まるで山奥の湯治宿に居るかのような錯覚を覚えます。   湯はツルスベの浴感で、浴槽ではもう一つ半循環か掛け流しか微妙でした。しかし、カランからの源泉は源直のようで、桶に湯を溜め利き湯すると、まず「アブラ臭」次に「硫黄臭(卵臭)」、味は塩味でした。これからするとやや浴槽は源泉の特徴が失われているかも知れません。
  浴場として大変整備されている室内は、右手奥に水風呂やサウナもあり、ご機嫌な訪問となるはずです。   気持ちいい!!〜〜
  波打つ黄金の海。   湯舟が完全なオーバーフロー式なら文句なしでした。


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