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猿倉温泉  フォレスタ鳥海
  北東北温泉本のクーポンに無料入浴券がついていたので立ち寄りしてみた温泉です。この様なクーポンがなければ当研究所が普段は立ち寄らない施設の典型例かも知れません。ちなみに青森県の秘湯「猿倉温泉」と全くの同名です。混同無きよう。
  猿倉温泉はほとんどが一軒宿のような構成で、このフォレスタ鳥海も山の中にこつ然と表れます。猿倉の集落は由利高原鉄道の終点矢島駅より国道108号にて5qあまりの距離です。ちなみにこの由利高原鉄道の前身は「JR矢島線」であり、鉄道のオールドファンには懐かしい名前です。途中には旅人ならば心動かされずには居られない激シブイ駅や観光ポイントがあり、ついつい寄り道をしてしまいます。また終点の矢島駅には駅舎内に休憩所があり、ここには無料のインターネットがサービスされていて、秋田県の山中から掲示板に書き込み等出来ます。
  さて肝心の温泉ですが、これが大当たりで、とりあえず半循環なので消毒薬の影響ではないことを前提として、素晴らしくぬるぬるすべすべするローションのような、”おもゆ”のような湯でした。浴室内でも塩素は全く香りませんでしたので、入浴は実に快適でした。浴室には「内湯」「木の浴槽の水風呂(温泉バカ推奨品)」「露天」などがあり、元々の500円払ってもそんなに痛くないと感じました。


由利高原鉄道沿線
  国道108号を走行中、涙が出そうになる光景に出会いました。この鉄路、このホーム、周囲のロケーション、我々国鉄時代の鉄道ファンはこの様な心の風景を求めて、当時旅をしたのでした。(ちなみに家に帰って硬券入場券を確認したら、昭和63年にここを通過していました)   当時ローカル線のホームはこの様に土を盛っただけの物が多く、車両と接する側には、土留めとして、古くなった枕木が使われていました。ダイヤの都合もあり、全く車両が来る気配もなく、静かさの中に移動研究室も埋もれてしまいそうです。単純に感動してここで昼寝していきました。(また予定がぐだぐだ)
  美しい。日本の田舎の原風景の一つのような気がします。昔は今のように道路も万全ではなく、高速道路もあちこち不通でしたから、やはり鉄路利用が多かった気がします。   駅舎はごく最近後から建てられたようです。まあ、ローカル線の途中駅などはこんなものでしょう。というより、以前はきっと駅舎は無かったのだと思います。


矢島駅
  ここも涙でそうになりました。なんと国鉄線時代の駅舎がまだ取り壊されずに残っていました。(2005年8月)
  ただ、駅の業務は全て新駅舎に移っているようです。この近代的な駅の休憩室にインターネットコーナーがあります。
  由利高原鉄道の車両。
  美しい彩色です。そしてやはり「汽車」は一両が似合います。


  フォレスタ鳥海です。この他に露天もありますが、ホテルにしては異様に明かりが少なく、画像写せませんでした。下の画像は水浴槽です。
  とうとうやってしまいました。   温泉バカです。なんと絵になる浴槽でしょう。




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