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道の駅岩城・港の湯



岩城温泉 道の駅 岩城 港の湯
  秋田市より国道7号を南下し始めると雄物川を越えた辺りで海が望めるドライブルートへと変貌します。海沿いに10qあまり進むと道の駅岩城があります。この道の駅全国でも唯一の「浮島」の駅を標榜しております。メガフロートのようなものにのっているという意味なのでしょうか?
  さて、岩城温泉はその道の駅に付設された温泉です。秋田の海沿いの強塩泉軍団の一角を占める実力者で実に気持ちの良い露天も付き、はっきり言って全国の道の駅の温泉でもトップレベルの評価を下したい温泉です。
  その中身はというと、まず美しいレモンイエローの湯が掛け流され、湯船の縁全体を覆って美しくオーバーフローしていました。加えてこの温泉、ただ色つき・塩辛さだけでなく、アブラ臭までも関知出来ました。またもともと海沿いなので内湯も展望浴場ですが、露天は丁度内湯の地下一階部分にあり、ガラス戸が天候や温度により、全開閉する仕組みになっています。たまたまこの日は雨だったのですがそれでも開放中で目の前の景色と併せて、風の通り具合、入浴中の目の高さと景色とのマッチングなど何もかもが素晴らしかったです。このほか水風呂もあり、成分表に寄れば容存物質がものすごく残っているなど道の駅の温泉のレベルを大きく超える「スーパー温泉」なのです。


  この日は生憎の雨で、浴舎の画像は写しませんでした。

  これは内湯です。窓外の展望は人工の砂浜か海水浴場のようなものです。
  こんな感じです。この画像は露天より撮りました。

  人工的な雰囲気もありますが、私はかなり気に入りました。落ち着きます。
  内湯の真下にある、露天。浴室は二階建てになっており、階段で露天におります。
  露天はこの様にシャッター状の物で開閉が出来るようになっており、天候が良いと完全に開ききるそうです。でもこれだけ開いているだけで潮騒が聞こえ、鳥の鳴き声が聞こえ、風が入り、適温の湯と相まって、二時間も居てしまいました。当然この後の予定はぐだぐだ。
  でました! 強塩泉! 本当に文字通り「強い塩味。」


  美しい。なんという美しいレモンイエロー。黄色系の湯でこんなにきれいな湯は珍しいと思います。ちょっと緑がかっていて、何とも言えません。   この上更に嘗めればしょっぱく、浴感はツルヌル、暖まりの湯なのですから。
  露天では京都から自転車で来たという大学生と一緒になり、雨の苦労話をお互いにずっとしていました。(私も昔はテントキャンパーだったので)   露天は二階の内湯に比べてかなり温度が低く設定してあり、浸かったままおしゃべり出来る正に長湯向きの温度でした。



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