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湯の越温泉
  小倉温泉付近で県道4号にはいると、かなり寂しいイメージのエリアに入りこの道で大丈夫なのかな?という疑問にさいなまれます。最初は左右に広がりを見せていた道が、更に狭くなった頃、この温泉の看板が目に止まります。
  この温泉は公共の施設のようで、宿泊利用も出来るようです。しかし、この施設が有名なのはとにかくこの界隈ではとても珍しい「硫黄の白濁泉」に浸かれるという点にあります。柔らかな卵臭の湯ははっきりと真っ白な湯でさらさらとした浴感です。濃厚な浴感の湯とはちょっとイメージが異なりますが、硫黄泉ファンも満足出来る物と思います。


  シブイ湯治宿か、無機質な公共の宿を想像していったのですが、意外にもログハウス風の板張りの宿でした。
  泉質の字面からするとかなり濃厚な温泉なのかと思いきや・・・・。

  牛乳を水で薄めた様な感のある、”さらさら湯”でした。
  浴室には”硫黄臭”が充満していますが、嘗めてみると味はそれほどなく、意外でした。でもやはり硫黄泉には木の湯舟、木の洗い場はお約束です。
  シャワーもあり、温泉として使い勝手も良かったです。
  加水されておらず、源泉も50度弱といい感じですが、小浴槽の38度?は微妙でした。体感温度では2つの浴槽に温度差は感じられませんでした。普段そのようになっているなら、温湯に入ってみたかった。

  光の加減で青白く表情を変える湯舟。美しいです。



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