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須川温泉
  栗駒山の頂点を介して県境が3つも集中するこの界隈は「秋田県」「岩手県」「宮城県」が目と鼻の先にあることになります。そして一関インターから上がってくる国道は秋田と岩手の県境を通過しますが、この正に県境の前に須川温泉は立っていると言っても過言ではありません。
  そもそも大変紛らわしいですが、この県境には”須川”という名前の一軒宿が”2軒”立っており、この2軒が県境を挟んでいる状態なのです。このページでご紹介する温泉は県境の秋田県側の温泉で「須川温泉 栗駒山荘」という公共の宿です。そして宿から5分も歩くと向かい側の岩手県の「須川高原温泉」に着いてしまうのですが、この間にすでに県境を越えてしまっているくらい2軒は近距離にあります。
  須川温泉は山岳の立地をフルに生かした、素晴らしい眺望を望める「展望絶景露天」をもった宿で山梨の「ほったらかし温泉」、宮崎の「白鳥上湯」などと並んで本当に手軽に「天空の温泉」の雰囲気を味わえる場所となっています。湯は白濁した硫黄泉でいかにも温泉らしくて良いのですが、向かい側岩手県の須川高原温泉の源泉からの引き湯だそうです。


  ぱっと見は山荘風。でももっとモダンな雰囲気です。
  ここはやや入浴料金が高いですが、当研究所が主に紹介している施設と異なり、本当に万人向けの万能施設です。

  下:内湯。すでに窓外には大パノラマが。
  内湯から階段を下りて、露天へ。宿は丁度秋田側からピーク目指して登り切ったところにあり、眺望は抜群です。

  しかしこの日はひどい日差しでした。
  GW直後だったので風はさわやかですが、直射日光には参りました。山には残雪も残り、周囲のロケーションは抜群でした。   日曜でしたので、人も多く、なかなか画像撮影にもテクニックがいりました。こうして誰もこちらを見てない瞬間にシャッターを切るのがこつです。



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