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大湯温泉  阿部旅館
  なんとびっくり。秋田県内だけですでに大湯温泉二軒目です。皆瀬村の大湯温泉は小安峡温泉からわずかに南下した所にある宿が二軒しかない温泉です。その内大湯として有名なのは「阿部旅館」と言います。
  この大湯温泉、色々ユニークな特徴があり、温泉ファンの心を惹きつけます。その中で一番特徴のある物をあげるとすると当研究所的には”川湯”の存在を挙げます。この温泉、実に湯量豊富な上、源泉温度が90度以上もあるところがあり、源泉は川沿いに幾つもあります。そして流れ込んだ源泉が夏を中心として、川を丁度良い野湯へと変えるのです。この川湯、阿部旅館の露天風呂から歩いて川に降りていって利用するのですが、川自体は自然の物まんまなので、野趣に富み、また流れが生み出す味もいいものがあり、訪問を一層思い出深いものにしてくれます。


  上:大湯温泉を端的に理解する一枚の画像。阿部旅館は国道から谷底へと向かっていった坂の下にあり、宿泊の方も日帰りの方もPは傾斜地を利用したりし、はっきり言ってあまり広くありません。もちろん大型車は遠慮した方が無難です。国道の小安峡温泉寄り(進行左手)に大きな空き地がありますので、そちらをどうぞ。   で、見てそのまんまですが、よしずの中が男女別露天湯、その左に男性が固まっているのが、川湯です。露天の右側にはちゃんと内湯もあり、浴場施設としては風流さと便利さが兼ね備わっています。下:川湯のアップです。本当に加工されていない自然のママの川底なのがわかると思います。
  上:本当に危険な場所。これは宿のわずかに上流にある茹で釜です。野沢の麻釜と全く同じ利用法をします。ただ、見ていると源泉のぼこり方が半端でなく、今右手でも爆発中ですが、見ていると怖いです。   下:内湯。天候に左右されず、のんびり出来ます。



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