温泉文化研究所(HOME) 》   変わり種の温泉


食堂温泉
  湯の町別府には想像を絶する場所に温泉があります。一例を挙げるとアパートの庭です。都会では賃貸住宅で「フロ共同」と言ったらまず今時ははやりではないでしょう。しかし、別府の場合「アパートの共用の風呂あり」といったら、掛け流しの温泉だったりするのです。   そういった変わり温泉の中に食べ物屋さんがあります。現在別府八湯温泉道加盟の温泉で有名なのは「焼き肉屋」「ラーメン屋」「喫茶店」といった所でしょうか。しかしこの「食べ物屋さんの温泉」というのは探してみると別府以外にも全国的に存在し、共同湯とは又違った魅力を放つものがあるのです。ここではそういった温泉を取り上げます。


福島県  いやさか食堂
  現在当研究所が湯、食事、値段とのバランス、総合点で日本一の場所です。
  こちらはそもそも食事をすると入浴はサービスとなります。でも公衆浴場として営業もしていますので、お風呂だけでも入れます。(その場合の値段を聞き忘れました)
  食事は味・値段・ボリューム大変素晴らしく、このミックスフライが750円くらいでした。おかずだけでも十分なのに、漬け物が2品に、茶碗蒸しまで付く豪華版。おなか一杯です。
  肝心の温泉です。湯は若干のアブラ臭が漂うもので、隠れた実力者です。その上、硫黄臭も感じ、更にタイマーセット後、お約束の洗い場で何度も転ぶという事態にまでなってしまいました。ここまでつるつるすべすべする湯も珍しく、すぐにライバルを出せといわれてもちょっとぴんと来ません。
  更にこの仮設のような塩ビ管の湯口。何とも言えない風情です。
  湯はモール泉のような褐色を帯びていますが、アブラ臭や硫黄臭の特徴が勝ってしまっています。


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